原文入力:2009-02-21午前10:10:00
文化部 ‘大衆音楽賞つぶし’
突然 支援中断…行事霧散 危機
ソ・ジョンミン記者 ノ・ヒョンソク記者
今年で6回目を迎える韓国大衆音楽賞授賞式が26日の開催を控えて霧散の危機に見舞われている。経費を後援してきた文化体育観光部が突然に支援不可を決めたためだ。
韓国大衆音楽賞事務局のイ・ジソン局長は20日「文化部担当者が19日‘核心事業予算が不足し授賞式などの他の行事は支援しないことにした’と通知してきた」と明らかにした。イ局長は「文化部支援なしでの授賞式実施は不可能だ」として「行事会場貸館料契約金,トロフィー・記念レコード製作費などにすでに2千万ウォンほどを支出しており堪え難い」と話した。文化部は2006年から毎年3千万~5千万ウォンずつを授賞式に支援してきた。
これに対して文化部戦略コンテンツ産業課関係者は「民間授賞式は自発的運営が良いという判断に従ったもの」としつつ「支援金交付申込書が遅く届いたことに加え、他の支援事業と共に検討した結果、行事が差し迫った時点で決定が下された」と弁明した。
しかし事務局側は「昨年12月から文化部と事前議論を行い3千万ウォンの支援額を確定し去る11日に交付申込書を出した」と反論した。イ局長は「文化部が去る16日歴代受賞者,選定基準,選定委員長(キム・チャンナム聖公会大教授)経歴書などの要求があり提出したところまもなく不可を通知してきた」と話した。キム・チャンナム委員長は「行事を目前にした時点で支援金を切り授賞式を出来ないようにするのは礼儀に外れる」として「北京オリンピック芸能人応援団には数億ウォンずつをあてがい、劣悪な大衆音楽界に数千万ウォンの支援を打ち切るならば文化部が存在する理由がない」と批判した。
これと関連して大衆音楽界の一部では去る4日、ユ・インチョン文化部長官が発表した‘韓国版グラミー賞’新設計画が今回の決定の背景に作用したと主張する。韓国版グラミー賞を野心満々で推進し、韓国大衆音楽賞を足手まといに思ったのではないかという話だ。しかし文化部側は「韓国版グラミー賞とは何の関係もない」と否認した。
韓国大衆音楽賞は評論家,記者・ディレクターなどが選定委員として参加し、人気より音楽性を中心に大衆音楽を評価して授賞している。
ソ・ジョンミン,ノ・ヒョンソク記者westmin@hani.co.kr