原文入力:2011-03-30午前08:21:21(939字)
検察、背後追跡捜査
キム・テギュ記者
ハン・サンリュル(58)前国税庁長関連疑惑を捜査してきたソウル中央地検特捜2部(部長 チェ・ユンス)は、ハン前庁長が億台の諮問料を受ける過程に現職国税庁高位幹部が影響力を行使した端緒をとらえ、これらの人々に対する口座追跡を検討している。米国に留まっていたハン前庁長に大企業などが巨額の諮問料を支給させた背後が明らかになるかに関心が集まっている。
監査当局関係者は29日「海外に出国していた‘前職’国税庁長に、有数の大企業などが何が惜しくて億台の金を与えたのか」として「(金の伝達にまで)国税庁が組織的に動いたのか、背後で誰が‘作用’をしたのか、などを検察が調べていると理解している」と話した。これと関連して検察はハン前庁長の金の手伝いをしたと見られるチャン・某地方税務署長など国税庁関係者たちに対する口座追跡を積極的に検討中だと伝えられた。
この間 ハン前庁長の諮問料授受には、彼の最側近であるチャン氏の役割が大きいという疑惑が提起されてきた。チャン氏はハン前庁長が国税庁次長在任時に彼を補佐した最側近で、ハン前庁長が落馬した後にはソウル地方国税庁で大企業の税務調査を担当した。こういう縁と背景のためにチャン氏はハン前庁長の億台諮問料疑惑を解くことができる核心人物に指定されてきた。
しかし地方税務署長のチャン氏が、大企業を相手に諮問料授受を勧めることは難しいというのが監査機関の共通した見解だ。国税庁関係者は「チャン氏がソウル地方国税庁で大企業に対する税務調査を担当したりはしたが、職級が調査局の班長だった」として「その程度の位置にある人が大企業を相手に億台の諮問料を集めるということは考えられない話」と話した。検察もチャン氏を単純な使い走りと見て、国税庁高位幹部などの介入有無を解明していると伝えられた。
キム・テギュ記者 dokbul@hani.co.kr
原文: 訳J.S