原文入力:2011-03-08午後10:18:38(1797字)
混雑していた駐車場・飲食店 がら空き
キム・ムンス知事 反対に刺激発言
"北に‘ふざけていれば死ぬ’分からせるべき"
パク・ギョンマン記者
←北脱出者団体のビラ散布などに反発した北韓が最近 臨津閣を照準砲撃すると明らかにした中で、臨津閣の3万7000余㎡規模の広い駐車場に8日午後 乗用車数台だけがぽつんと駐車している。
臨津閣住民たち ビラ散布の自制を呼び掛け
8日午後1時頃、京畿道坡州市、文山邑、馬井里の‘臨津閣’駐車場に観光バスは見えなかった。323台が駐車できる大型駐車場には乗用車だけ20台余りがチラホラ駐車していた。お昼時には込み合っていた飲食店や商店街は門を閉めたところが多く、観光客も容易には見当たらない。
北韓が先月27日、臨津閣を対北韓心理戦の発源地と規定し‘照準撃破射撃する’と警告した後、北脱出者団体がビラ散布を強行することに住民たちは極度に不安を感じ、商人たちは強く心配していた。
臨津閣の15ヶ商店の主人たちは昨年11月25日‘延坪島砲撃’事件後に外国人観光客が80%以上減ったとし「北を刺激する行動をしないでくれ」と訴えた。臨津閣商人会総務クォン・スンワン(60)氏は「北が臨津閣に向けて照準射撃をすると言っているにに、観光客がこちらに訪ねてくるか」と話した。
←京畿道坡州市、文山邑、臨津閣の飲食店と商店らが8日午後 昼食時間なのにガランと空いている。
臨津閣サービスエリアで記念品販売店を営むソン・ジョンヒ(60)氏は「商売にならず冬の数ヶ月は店を閉めて、今日は天気が良いのでもしやと思って出てきてみたが、やはりお客さんがいない」として嘆いた。臨津閣から出発して第3トンネル~都羅展望台~都羅山駅~統一村を2時間30分かけて見て回る‘DMZ見学シャトルバス’運転手のイ・オンニョル(61)氏は「この頃は待っているだけで退勤する日も多い」と話した。
文山邑の里長団協議会はビラ散布を阻むためにこの日から1ヶ月間、臨津閣で集会を開くと警察に申告した。市民団体‘平和と統一を開く人々’も10日から集会を開くと申告した。
しかし、北脱出者団体である自由北韓運動連合は来る10日頃、臨津閣で対北韓ビラ20万枚を飛ばすという態度を曲げておらず衝突が憂慮される。この団体は2004年から100余回にわたりビラ2500万枚を散布してきた。この団体のパク・サンハク(43)代表は「10日または12日頃、風が北に吹けばビラ20万枚を飛ばすつもりだ」とし「住民たちが反対するからと言って他の所でビラを飛ばすつもりはなく、文化行事なので集会申告はしていない」と話した。
←外国観客数変化
この日午後、臨津閣を訪れたイ・インジェ坡州市長は「境界地域の坡州は砲声が聞こえただけでも地域経済がぐらつく程に敏感な地域」としつつ「理念を別にして住民たちが不安に怯えずに生きていけるよう臨津閣での北韓を刺激するビラ散布を自制してくれることを丁寧に要請する」と話した。
反面、キム・ムンス京畿知事はこの日午後、臨津閣を訪問し臨津閣商人会、文山邑里長団協議会、地域住民など30人余りと開いた懇談会で「度を越せば砲撃挑発すると言っている北に対し‘ふざけていれば死ぬ’ということをはっきりと示さなければならない」と話した。キム知事は臨津閣でビラを飛ばそうとする団体については「東豆川や抱川で飛ばせば、もっとよく飛んで行くはずだが、なぜあえて臨津閣で飛ばそうとするのか分からない」と話した。
一方、この日午後2時頃 仁川市、甕津郡、延坪島では海岸ゴミ回収など就労事業に参加した住民たちの間に‘北韓側砲門が開かれた’といううわさが素早く広がり、住民数百人が待避所へあわてて待避する騒動をおこした。延坪面関係者は「待避関連放送をした訳でもないのにあっという間にうわさが広がった」とし「軍部隊を通じてうわさが事実ではないことを確認し住民たちを解散させた」と話した。
坡州/文・写真 パク・ギョンマン記者 mania@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/467109.html 訳J.S