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漢江上流 27ヶ所‘手抜き埋却’

原文入力:2011-02-17午後09:36:14(1080字)
楊坪など浸出水流出 憂慮
政府 "擁壁など補強工事"

ナム・ジョンヨン記者

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漢江上流地域の口蹄疫家畜埋却地の相当数が不良であり浸出水流出などの憂慮が高いことが分かった。
環境部は17日 「地方自治体で問題の恐れがあり調査を要請した漢江上流地域口蹄疫埋却地83ヶ所を点検した結果、27ヶ所で補強工事が必要なことが分かった」と明らかにした。

環境部と農林水産食品部など政府合同調査団は、去る10日から14日まで京畿楊平・驪州・南揚州、江原春川、忠北槐山など漢江付近の埋却地99ヶ所の内、防疫問題のために接近が難しい16ヶ所を除く83ヶ所を現場調査した。今回の調査の結果、12ヶ所は河川と井戸、道路などから30m離れて埋めなければならないという指針に反し、河川から5mの場所に埋めるなど隔離距離違反をしていたことが明らかになった。また、4ヶ所は傾斜地に設置されており、解氷期や豪雨の時に崩壊し浸出水がもれる恐れがあると確認された。11ヶ所は雨が降れば浸出水が拡散する恐れがあり、雨水排除施設が設置されなければなければならないと環境部は明らかにした。

環境部は問題となった埋却地27ヶ所に遮水膜と擁壁を設置するなど、来月末までに14億ウォンを投じ補強工事を行う方針だ。ただし埋却地の大多数が比較的に少ない数の家畜が埋められた牛の埋却地なので、環境影響は大きくないと環境部は付け加えた。今回の調査対象以外の埋却地に対して政府はこの日 40ヶの調査チームを構成し全数調査に入った。

チョン・ウンヘ環境部土壌地下水課長は「現在まで上水源保護区域内に埋却したり浸出水が河川や上水源に流入した事例はない」とし「浸出水が流入してもサルモネラ・桿菌・腸内細菌などの微生物と硝酸性窒素、アンモニア性窒素などの無機物質を浄水場で浄化するので水道水は安全だ」と話した。去る1月、京畿八堂ダムなど主要上水源の水質も例年に比べ大きな変化がないと環境部は付け加えた。

キム・ジョンス市民環境研究所副所長は「牛と豚を不良に埋めたことと同様に調査も過度にはやい時間内に行っている」とし「もう少し精密な調査を通じて国民の水道水安全憂慮を解消しなければならない」と指摘した。 ナム・ジョンヨン記者 fandg@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/463992.html 訳J.S