原文入力:2009-02-12午前12:05:17
“土地許可簡単に受けようと名義盗用”→当時は許可不必要
“下顎関節炎で兵役免除”→2年前公務員身体検査時は正常
イ・ジョンエ記者
ウォン・セフン国家情報院長候補者が不動産問題に対して行った弁明がむしろ疑惑を増幅させている。
ウォン候補者は去る10日、人事聴聞会で野党議員らが提起した京畿道,抱川の土地 ‘名義信託’ 疑惑と関連して姉ウォン・某氏の自筆の3枚の確認書を11日午後パク・ヨンソン民主党議員に提出した。
姉ウォン氏はこの確認書でウォン候補者の夫人イ・某氏が1999年5月13日抱川市,蘇屹邑,チクトン里田畑2筆を8600万ウォンで一緒に買いとったと‘国土情報システム’電算資料に記載された理由について「ひとりより二人以上が土地を買いとる場合に土地取り引き許可が簡単に出るという法務士の話を聞きウォン候補者夫人の許諾なしに印鑑を作り(李氏の)住民番号を記載したもの」と明らかにした。一言でウォン候補者夫人名義を思いのままに盗用したという話だ。
だが当時は土地取り引きのために許可を受けなくても良かった時期で事実に外れている。パク・ヨンソン議員は「全国土地許可取り引き制が1998年4月20日に解除され2002年11月20日に再び指定されたという点を官報を通じて確認した」として「署名までされている確認書を民主党の立場では受け入れにくい」と明らかにした。パク議員はまた「ウォン候補者の姉の解明が虚偽事実とあらわれた場合、どのように処理するかも悩んでいる」と付け加えた。
ウォン候補者の兵役忌避疑惑も新しくふくらんだ。ウォン候補者が1976年‘下顎関節炎’(下あご炎症)で招集免除を受け兵役を忌避したのではないかとの疑惑があったが、兵務庁資料の保存期間が5年に過ぎず、その間は検証できなかった。だがこの日、ソン・ヨンギル民主党議員はウォン候補者が公務員に任命された当時の1974年8月内務部‘公務員採用身体検査書’を追加で提示し「公務員採用当時には完全だったウォン候補者が2年後に招集免除判定を受けた理由に対して徹底した解明が必要だ」と強調した。
またウォン候補者は野党議員らが要求した△二つの検印契約書上に登記された土地売買価格が各々異なる理由に対する解明△2007年当時ウォン候補者が乗って通ったレンタカー契約書△大統領府出入り記録などは最初から提出もしなかった。
国会情報委員会はこういう疑惑に対するウォン候補者の追加解明が必要だという民主党の主張により、人事聴聞経過報告書を予定より一日遅れた12日に採択することにした。
イ・ジョンエ記者hongbyul@hani.co.kr