原文入力:2009-02-12午前02:03:40
シン・スングン記者
←チョン・ビョングク国会情報委員会委員長とホン・ジュンピョ ハンナラ党院内代表が11日午後ウォン・セフン国家情報院長候補者人事聴聞会の経過報告書採択案件で開かれた情報委員会で話している。 カン・チャングァン記者chang@hani.co.kr
“時代の流れに合う国家情報院長ではないようだ。”(ハンナラ党首都圏再選議員)
“土地問題は間違ったと話せば良いのに、なぜそのように説明できなくて話が長いのか?”(ハンナラ党情報委員)
ウォン・セフン国家情報院長候補者の人事聴聞会翌日の11日、ハンナラ党内ですらウォン候補者の返答内容と態度に対する失望感が溢れでた。国家最高情報機関の首長をするには不足する点が多くあらわれたという認識の表現だ。
ウォン候補者は聴聞会で「公職を最初に始めた江原道は北と触れ合う最前線で格別に安保の重要性を呼び覚ました契機になった」と発言しチョン・モンジュン議員から「江原道で勤めれば安保意識があって慶尚・全羅は安保意識がないということか」と叱られた。ウォン候補者が対北問題に対して情報と認識が不足していることも与党議員らを残念がらせた。チェ・ビョングク情報委員長が聴聞会長として「南北交流,経済支援など北韓へ行くお金がどれくらいなのか分かるか」と尋ねると、ウォン候補者は「金剛山のような場合もあり開城工業団地もあるので民間次元でかなり多くの金額で…」としてごまかした。これに対してチェ委員長は「14兆ウォンぐらいになるが後ほど国家情報院へ行ったら調べてみて…」としてやっと収拾した。
「体制転覆勢力には政治が浸透対象になるから政治情報収集をしないで良いはずがない」という発言も咎められた。ハンナラ党のある情報委員は「政治情報も収集しなければならないというのが国家情報院の立場であることはそうだが、なぜ体制転覆勢力防御などの表現を使いながら論理的飛躍をするのか」として舌を打った。前日聴聞会でできるだけウォン候補者をかばおうとしたホン・ジュンピョ院内代表も、この日<韓国放送>ラジオで「30年公職生活をしたので適応ができると見る」としつつも「情報専門家ではないから国家情報院長としてまだ専門性が不足だと見えた」と指摘した。
虚偽登記論議がおきている京畿道,抱川の土地に対する苦しい弁明も与党議員らを苛立たせた。ウォン候補者は野党議員たちがこの問題に食い込むと、すぐに「家庭内のことなので…」 「よく分からない」という答で一貫した。結局、人事聴聞会まとめになってチェ・ビョングク情報委員長さえ「なぜ話をぐるぐる回してそのような形でしか答えられないのか」と厳しく叱責した。
親イに分類される嶺南圏のある議員は「国家情報院というところが本当に簡単な組織ではないのに…私が大統領ならばそのような挨拶をしないだろうに…」と話した。
シン・スングン記者skshin@hani.co.kr