本文に移動

[単独]イ大統領 “議員の経歴管理は国会ですべきだ”

原文入力:2009-02-12午前08:16:43
‘政治家入閣’の話に‘なぜ長官になろうとするのか’ 否定的
“政府で仕事をしようとするなら議員バッジ外してくるのが当然”

ファン・ジュンボム記者

イ・ミョンバク大統領が1・19改閣を断行して一ヶ月もならないが、政界ではすでに次の改閣の話が静かに広まり始めている。‘先月の改閣が権力機関と経済チーム首長交替に重点を置いた小幅改閣だったので、次回は2~3部署を除いた全面内閣改造になる’とか‘遅くとも来る6月,早ければ4月再・補欠選挙を控えた3月になる’等の観測が提起されている。
しかし次の改閣で入閣を希望する国会議員らの夢が実現するのは易しくないと見える。政治家の入閣に対するイ大統領の否定的認識のためだ。

イ大統領は先月、改閣を控えて参謀らと会議で国会議員の入閣話が出るとすぐに“国会議員がなぜ長官をやろうとするのか分からない”と話したと11日知らされた。ある参謀が“政治家たちであるから経歴管理もしたいだろう”と話すと、イ大統領は“国会議員は国会で経歴管理をすべきだ、なぜ政府に入ってきて経歴管理をしようとするのか”として“それは誤った考え”と話したと大統領府関係者が伝えた。

ある参謀が国会議員のチョン・ジェヒ保健福祉家族部長官に言及して“その言葉を聞けばチョン長官がドキッとする”と言うと、イ大統領は“チョン長官は国会持分でなく女性持分”と話したという。チョン議員を政治家としてでなく女性人材として長官に起用したという意味だ。イ大統領は昨年の政府スタート時、内閣に議員をただの1人も起用せず、同年6月改閣の時も唯一チョン議員が入閣した。大統領府関係者は「イ大統領は政治家が政府で仕事をしようとするなら議員バッチを外して入ってくるのが当然のことだと考える」として「今後も政治家入閣は容易ではないようだ」と話した。

イ大統領のこういう認識には、長年の企業家生活を経て骨の中深く刻まれた‘政治嫌悪’がある。政治家たちが‘私欲’を捨てて国のために献身することができるかという考えである。

先月の改閣で行政安全部長官にキム・ムソン,ホ・テヨル,アン・サンス議員など有力政治家が議論されて行政学者出身のイ・ダルゴン比例代表議員が落下点になったのもこういう背景からだ。大統領府核心関係者は「イ大統領はイ議員を政治家というよりは行政専門家と考えて長官に起用したこと」と話した。イ議員は長官内定発表直後に比例代表議員職を辞退した。

だが大部分が地方区議員である有力政治家の中で長官職のために議員職を放棄しようとする人は殆どいないようだ。与党重鎮らとイ大統領の間の微妙な距離感も簡単には狭まりにくいものと見られる。

ファン・ジュンボム記者jaybee@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/338337.html

原文: 訳J.S