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催涙弾 ‘10年ぶりに復活’…野 “独裁回帰” 反発

原文入力:2009-02-10午後07:39:44
ノ・ヒョンウン記者

警察が去る10年間使わなかった催涙弾使用を検討すると明らかにし民主党など野党圏が“独裁政権回帰”として反発した。
警察庁は9日国会で開かれたハンナラ党所属行政安全委員らとの実務党政協議で「一般国民の被害がない場合には催涙弾を使う方案を検討中」と明らかにした。警察は去る1998年9月万都機械ストライキ現場に公権力を投じ催涙弾を使って以来これを使ったことがない。99年には‘無催涙弾原則’を明らかにすることもした。

警察はこの席でまた「小麦粉小袋を撃つ暴力鎮圧装備も運用する計画」であり「警察機動隊の一部を特殊機動隊に切り替え占拠篭城など特殊状況に対処する精鋭部隊として育成する」と明らかにした。 警察はこれと共に篭城場進入装備として特殊コンテナと壁透視レーダーを導入する一方、火炎瓶投擲に備えた鎮圧訓練が可能な総合訓練場を新築するという方針も明らかにした。

これに対して民主党など野党圏は10日「政府が独裁の遺物を生き返らせようとしている」として強力に反発した。

キム・ユジョン民主党スポークスマンはこの日ブリーフィングで「過去の悪習は皆復活させようとする政権とすでに知られているが、今度は10年ぶりに国民に向かって催涙弾まで撃つと出てきた」として「本当に驚くべき発想」と批判した。キム スポークスマンは続けて「撤去民にすべての罪をかぶせて警察は無嫌疑という検察捜査結果に茫然自失した遺族と国民に催涙弾を打ち込むために知恵を絞っている」として「国民の死の前にまばたき一つしない政権」と語った。

ウ・ウィヨン民主労働党スポークスマンもブリーフィングで「独裁政権がある所に催涙弾があったし、催涙弾がある所に無念な死は必然的」として「水大砲でも足りなくて催涙弾を動員してでも集会・デモの自由を妨げるということは、イ・ミョンバク政権の最後の必死のあがきであり催涙弾はイ・ミョンバク政権の末路の信号弾になるだろう」と主張した。パク・ソニョン自由先進党スポークスマンは「不法・暴力デモに対しては例外的に催涙弾を使う必要がある」としつつも「ただし使用要件を厳格にし乱用されたり一般的デモに対する威嚇とならなくしなければならない」と話した。

ノ・ヒョンウン記者goloke@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/337994.html

原文: 訳J.S