原文入力:2010-11-30午後08:03:31(1175字)
100人余り "スパイに備えにきた"…活貧党 2人は転入届
イ・スンジュン記者
←延坪島に到着した大韓民国特殊任務遂行者会=北韓の延坪島砲撃以後、最高水準の韓米連合訓練に対する北韓の反発で緊張が漲る中、30日午前 大韓民国特殊任務遂行者会所属会員100人余りが太極旗を前面に掲げ延坪島に到着している。【延坪島=ニューシス】
30日昼12時頃、延坪島船着き場に到着した旅客船から黒い軍服を着た100人余りの人々がどっと降りた。右腕に‘北韓派遣工作員’と書かれた服を着たこれらの人々は‘大韓民国特殊任務遂行者会’会員たちだった。100人余りの会員たちは隊列を組み2km離れた延坪小学校まで歩いて行き、学校を宿舎とし、学校建物とサッカーゴールポストなどに "北韓蛮行を糾弾する" という内容の横断幕6ヶを掲げた。
これらは延坪島到着直後、取材陣らに報道資料を出し 「北韓の砲撃で修羅場となった延坪島の雑然とした治安を機会に利用し、スパイが浸透しかねないのでそれに備える」として「北の挑発時には残った民間人の待避を助け、破壊された民家および施設を復旧するなど奉仕活動も行う」と明らかにした。この団体のキム・ヒス会長は「一週間程度、留まる予定であり、奉仕活動よりは我々の国土を死守しにきた。軍人だけが国土を守るのではない」と話した。これらは小学校運動場のゴミを拾った後、カップラーメンで遅い食事を済ませた。ある会員は「状況が状況なだけに食事問題も自分たちで解決し、ご迷惑をかけないようにする」と話した。
一方、活貧党のホン・ジョンシク(60)団長など2人も "北が武力挑発すれば初戦撲殺! 北韓に住む同胞解放! 韓半島平和!" 等の字句が書かれた横断幕を持ち旅客船からおりた。ホン団長は船着き場で「私は今日から延坪面住民として延坪島を死守します。大韓民国愛国市民らが最後まで団結しなければなりません」と叫んだ。ホン団長とその一行のパク・サンヨン(62)氏など2人は、この日 延坪面事務所へ行き、延坪面、延坪里499-4番地に転入届を出しもした。
だが、大規模に入ってきた保守団体会員たちに対する現地住民たちの視線は、まっすぐではなかった。船着き場でこれらを見守ったある漁民は「この状況にやってきて、何をどのようにするのか疑問」として「頭痛の種にならないか心配だ」と話した。他の漁民も「島内に食べ物がないのにどうするのか心配だ」として首を横に振った。
延坪島/イ・スンジュン記者 gamja@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/451430.html 訳J.S