原文入力:2010-11-29午前08:22:51(1114字)
不安・恐怖で不眠症・消化不良・頭痛 症状
10人中1人 "砲声が聞こえ負傷者が見える"
臨時宿舎 環境改善・専門医 相談治療 至急必要
イム・ジソン記者
←延坪島から避難した住民たちが28日午前、臨時宿舎である仁川、新興洞のあるチムジルパンに三々五々集まり話をしながら休んでいる。 仁川/タク・キヒョン先任記者 khtak@hani.co.kr
28日医療スタッフの話を総合すれば、大部分の住民たちは砲撃当時の衝撃により不眠症、消化不良、頭痛、手足のしびれなどの症状を訴えていることが明らかになった。診察を受けた100人の内 10人余りは「ずっと砲撃の音が聞こえたり、崩れた建物から負傷者を救い出す場面が見える」として、幻聴・幻視の症状を訴えるなど、専門医の相談と治療が急がれる状態だ。ある医師は「幻視・幻聴症状を訴える住民たちは、一刻もはやく専門医が相談をした後に専門医薬品を処方しなければならないが、サウナでは非常に基礎的な診療と抗うつ剤処方だけがなされている状況」として無念がった。
医療スタッフは不安に震える住民たちを集めた臨時宿舎環境が症状を悪化させていると口をそろえた。ある医師は「衝撃を受けた住民たちをサウナに集団的に受け入れたまま砲撃当時の画面を反復再生するテレビを大きくつけておき、大きな音がする環境を作るのは、外傷後ストレス障害症状を悪化させる行為」と指摘した。医療スタッフの1次診療を受けた住民たちの内の相当数は、安静をとることができず隅にうずくまり座っていたり眠ることのできない生活を続けている。現在、このサウナでは300人余りの延坪島住民が滞在している。
住民ハン・ボンニョ(64)氏は「砲撃でとても驚き血圧が上がり胸がドキドキするので診療を受けた」として「夜も眠れなくてずっと何か音がすれば胸がドキドキして耐え難い」と話した。ソン・ボクスン延坪島婦女会長は「住民たちが皆 爆撃の衝撃と今後の心配のために眠れず辛い時間を過ごしている」と明らかにした。
サウナで診療中の医師たちは「精神的衝撃を受けた以後には、最大限はやく専門医の治療を受け安静を取らなければならないが、延坪島住民たちは砲撃という極端状況に遭遇しても最悪の条件で一週間近く過ごしている」と憂慮した。
仁川/イム・ジソン記者 sun21@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/451103.html 訳J.S