原文入力:2010-11-17午前09:15:24(1849字)
大部分区間 最小水深 4m
漢江・錦江は 700t級‘余裕’
川幅も船舶運航に充分
チョ・ホンソプ記者
←慶北、漆谷郡、倭館邑、石田里の江亭堰と漆谷堰間の洛東江工事現場で16日午後、重機とトラックが浚渫作業を始めている。この地域は4大河川工事以前には低水路幅が170m程度だったが、工事が始まった後 低水路幅が倍以上に広げられ、工事が終われば560m余りになる予定だ。水深も6mになり3000t級船舶が十分に航行できるようになる。漆谷/シン・ソヨン記者 viator@hani.co.kr
4大河川工事が終われば洛東江と栄山江には3000t級船舶が、漢江と錦江には700t級船舶が運航できる水路条件ができることが明らかになった。また、水が不足してもいない洛東江に栄州ダム建設など大規模新規水資源を確保し、洛東江河口堰に排水閘門を増設するのも運河を念頭に置いた設計である可能性が高いことが分かった。
<ハンギョレ>が大韓河川学会と運河反対全国教授会の助けを受け国土海洋部が作成した‘4大河川事業マスタープラン’と国際水上交通施設協会(PIANC)の内陸水運基準などを検討した結果、運河の核心要素である水路と用水が4大河川事業で十分に確保されるという事実が明らかになった。
政府はこの間、川と川を連結せず、閘門を設置しないということと共に水深、平常時に水が満ちる低水路幅、川を直線化しない点など、水路の物理的条件が運河に適合しないと主張してきた。
しかし今回の検討で4大河川の大部分区間で船舶運航に十分な水路が作られることが明らかになった。
国際水上交通施設協会の基準によれば、水深3.3m以上ならば3000t級、2m以上ならば700t級バージ船が航行できるが、洛東江の最小水深は河口堰から慶北亀尾市の漆谷堰まで6m、尚州市の穎江合流地点までは4mなので、長さ110m、幅11mの3000t級大型船舶が運航できる。
また、栄山江も河口堰から光州川合流点まで最小水深が5mで、3000t級船舶が航行でき、漢江の最小水深は八堂ダム~蟾江合流点で3m、錦江の最小水深は錦江河口堰から世宗市錦南堰まで2.5mなので長さ70m、幅9mの700t級バージ船が動力運航できることが明らかになった。
低水路幅も洛東江の場合、河口から慶北尚州の穎江合流点まで360~560mを維持し、他の川も200~300m以上なので船舶運航に何の問題もないことが明らかになった。
4大河川工事で洛東江の江亭堰~漆谷堰区間は170mだった低水路幅が560mに広くなるのをはじめ、漆谷~亀尾区間は190m→500m、亀尾~洛丹200m→500m、洛丹~尚州150m→360m、尚州~穎江合流点190m→430mなど倍以上に低水路幅が拡張される。
韓半島大運河のモデルだったドイツ ライン-マイン-ドナウ(RMD)運河の水深は4m、低水路幅は55mだ。
国土部は4大河川全区間を運河型の梯形断面に浚渫しているという指摘(<ハンギョレ> 8月16日付1・3面)に対し、去る8月16日報道資料を通じて4大河川主要区間の最小水深が0.5~3mであり低水路幅が最小200~300mであり区間ごとに異なり貨物船運航が不可能だと解明した経緯がある。
一方、大韓河川学会は政府の水資源長期総合計画で洛東江流域が2011年0.11億立方Mの水が残るものと予測しているにも関わらず、大規模浚渫と堰建設で6.5億立方Mの水を閉じ込め、栄州ダムを作り2億立方Mの水を追加確保しようとしているのは運河用水路として使おうとしているとしか見られないと明らかにした。
パク・チャングン関東大土木工学科教授は「運河用水路と用水を確保した後、可動堰の簡単な設計変更で閘門を設置し、親水区域開発特別法で船着き場と背後物流団地を建設すれば4大河川事業は運河のための準備を大部分整えることになる」と話した。
大韓河川学会と運河反対全国教授会は、4大河川事業の運河疑惑などの内容を盛り込んだ公開質問書を大統領府と国土海洋部に出す予定だ。 チョ・ホンソプ環境専門記者 ecothink@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/449055.html 訳J.S