原文入力:2009-02-07午前10:44:20
チョン・ジョンキル, 先月改閣 ‘見えない力’ 誇示…‘お兄さん’も驚く
ユン・ジンシク 大統領主催非常経済対策会議 直接関与 ‘意欲’
クァク・スンジュン 政府スタート1周年大規模学術大会開催 ‘復帰’申告
ファン・ジュンボム記者
←左からチョン・ジョンキル大統領室長,ユン・ジンシク経済首席,クァク・スンジュン未来企画委員長
執権2年目をむかえ大統領府内部の力学関係に変化の兆しが起きている。イ・ドングァン スポークスマン,パク・ジェワン国政企画首席,パク・ヒョンジュン広報企画官などが相変らずイ・ミョンバク大統領の核心参謀として側近を守る中で、この間声がなかったり権力核心から抜け出ていた人物らが急浮上している。チョン・ジョンキル大統領室長,ユン・ジンシク経済首席,クァク・スンジュン未来企画委員長らだ。
チョン室長は先月改閣人選過程を通じて‘見えない力’を誇示し与党‘核心中の核心’に浮び上がった。チョン室長はイ大統領の特命を受け鉄桶保安の中で人選を進行した。特にイ・ダルゴン行政安全部長官内定にチョン室長の意向が相当部分反映されたと知られた。イ長官内定事実は大統領府最高実力者と言われるイ・ドングァン スポークスマンさえ発表数時間前まで分からなかったし、イ大統領の兄のイ・サンドク ハンナラ党議員も前日に伝え聞いてびっくりした程に極秘裏に進行された。この間‘学者出身で自分の色がない’という評を聞いてきたチョン室長の力に対して大統領府内外では“改閣の最高スターはチョン・ジョンキル”という話が出た。
チョン室長は最近イ大統領の現場訪問や各種会議にほとんどもれなく随行して旺盛な活動をしている。大統領府関係者は「首席秘書官会議でも発言を積極的にする方」と話した。チョン室長は昨年末から周辺に“私も変わる”という意向を明らかにして大統領室長の役割に対する助言を求めたと伝えられた。
先月任命されたユン・ジンシク新任経済首席の行動も目を引いている。イ大統領の高麗大商大後輩のユン首席はイ大統領の長年の側近であることに加え長官出身で年齢(63才)も大統領府首席らの中で最も高く‘最側近首席になる’という視線を受けている。
ユン首席はイ大統領が主宰する非常経済対策会議を現場化・随時化し補完して記者ブリーフィングも去る2日,4日と続けざまに行うなど意欲的に仕事をしている。大統領府関係者は「ユン首席はイ大統領の考えをよく知っていて官僚出身で専門性があり、大統領府で非常にはやく席を占めていきつつある」と話した。別の関係者は「ユン首席が‘低姿勢に動いているがイ大統領が非常に近いと考える側近であるだけに彼に力を与えるだろう」と話した。
昨年6月大統領府国政企画首席から退き、先月長官級に戻ったクァク・スンジュン大統領直属未来企画委員会委員長もそろそろからだをほぐしている。‘王の男’と呼ばれたクァク委員長は政府スタート1周年をむかえ来る23日開かれる‘グローバル コリア2009:再編される国際秩序,韓国の選択’という国際学術大会を通じて復帰を申告する。未来企画委と経済・人文社会研究会(理事長キム・セウォン)が共催するこの学術大会は海外著名人30人余りが参加する大々的な行事だ。
クァク委員長は委員会の今後の課題などに関し、近い将来イ大統領に報告する予定だ。クァク委員長は中産層・庶民再生対策準備にも熱を上げている。強力な公企業構造調整などを主に主張してきたクァク委員長は長期課題だけでなく経済・社会政策懸案に対しても徐々に声を出すものと見られる。
ファン・ジュンボム記者jaybee@hani.co.kr