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錦江辺から最古の金属履き物など出土

原文入力:2010-11-08午前08:25:30(958字)
4大河川事業 開発対象地域である
忠南燕岐郡, 羅城里 河岸で
4~5世紀 百済遺物 大挙発掘

ノ・ヒョンソク記者

←忠南燕岐郡の錦江辺の初期百済首長級木棺墓から出た金属製履き物と付近で確認された氷庫址(下)。二つの遺物・遺跡は国内で最も古いものらだ。

4大河川事業と行政中心複合都市(世宗市)開発対象地域である忠南燕岐郡錦江辺で国内最高の金属製履き物が入った首長級木棺墓と氷庫址など4~5世紀初期百済の一級遺物・遺跡が出て来た。

韓国考古環境研究所(所長 イ・ホンジョン)は燕岐郡、南面、羅城里の錦江辺自然堤防岸の4~5世紀頃の木棺墓から国内製作年代が最も早い金属製履き物一組をはじめ木製太刀鞘、金銅鎧帶 (ベルト・バックル),金銅製矢筒等の貴重副葬品を確認したとし7日遺跡を公開した。また、近隣から国内最古の氷庫址と甕棺窯の焼き跡、道路なども捜し出したと付け加えた。

面積1万6372㎡の羅城里遺跡は錦江に入ってきた船らが物品の荷を下ろす過去の物流センター跡と推定される。最も目を引く西側隈の木棺墓には棺の木底がそのまま残っており、金属製履き物と金銅鎧帶、木製太刀鞘などが生き生きとした状態であらわれた。金属製履き物は上部分は腐食しなくなり、菱形紋が連続した底板2組が残っている。パク・スンバル忠南大教授(考古学)は「既存新羅・百済系金銅履き物より時期が先で、韓半島金属製履き物の始原を示す画期的資料が確保された」と評価した。

これと共に周辺の住居地、倉庫跡などからは国内で最も古い氷庫址と甕棺窯6基、轍跡が鮮明な道路、土地の上に柱をたて本体を浮かせるようにした高床家屋などがあらわれた。国内で過去の氷庫は慶州の朝鮮時代石氷庫とソウルの東西氷庫などが知られているが、今回発見された氷庫はこれらの遺跡より作った時期が千年以上前で、百済氷庫としては初めての事例なので生活史的価値が高いという評価だ。

燕岐/文・写真 ノ・ヒョンソク記者 nuge@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/447512.html 訳J.S