原文入力:2010-11-02午前09:07:01(1502字)
イ・ソクヒョン議員 "民間査察介入・隠蔽疑惑" 暴露
大統領府 報告文書も公開…イ法務、一部認定
コ・ナム記者、ファン・ジュンボム記者
大統領府雇用労使秘書官室が公企業役員名義を盗用した5台の‘不法携帯電話’を作り、民間人を不法査察した国務総理室公職倫理支援官室に提供したことが1日明らかになった。検察が捜査過程でこういう事実を把握したが、不法携帯電話を大統領府に返すなど事件を隠ぺいしたという疑惑も提起された。
イ・ソクヒョン民主党議員はこの日、国会対政府質問で 「公職倫理支援官室チャン・某主務官が(総理室)コンピュータ ハードディスクを永久削除するために水原のコンピュータ専門業者を訪ねて行った」とし「チャン主務官が(水原に)行く前、不法携帯電話を利用し業者と通話したという事実を検察が確認した」と話した。イ議員は 「検察が該当業者の通話内訳を調査する過程で5台の不法携帯電話が発見されたが、それらの不法携帯電話はそのまま大統領府に渡されたという」として 「この不法携帯電話は(チェ・某)大統領府行政官が公企業の役員名義を盗用し作り、秘密通話のために(総理室)支援官室に与えたものという。この部分を内密調査しているか」と尋ねた。これにイ・クィナム法務部長官は「捜査を終えチャン主務官に対し拘束令状を請求したが、裁判所が棄却し不拘束起訴した状態」と答えた。これと関連して大統領府雇用労使秘書官室チェ・某行政官を調査したという報告を受けたかというイ議員の問いに、イ長官は「(そのような事実を)知っている。調査当時に報告を受けた」と答えた。イ議員が 「私の話がそのまま事実か」と繰り返し尋ねると、イ長官は「そうだ。具体的なことは法廷でみな話されている」と話した。
イ議員は「ソウル中央地検長が不法携帯電話は関連事件の波紋を憂慮し、大統領府民政首席と相談した後、捜査検事らに口封じをさせ‘内密調査事件にだけ残しなさい’と指示し、事件を隠したという」として検察の隠蔽疑惑も提起した。イ議員は「後ほど問題が弾ければ‘内密調査中’という返事でかわす方法まで用意した」と主張した。イ長官は「そのような事実はないと理解している」と答えた。イ議員は「捜査指揮権を発動し再捜査せよ」と要求したが、イ長官は 「捜査指揮権発動は慎重にしなければならない」と拒否した。
イ議員は以後<ハンギョレ>との通話で 「情報提供者の具体的な証言を聞いたが、不法携帯電話に名義を盗用された公企業役員が誰で、不法携帯電話がいつ作られたのかなどは知らない」と話した。
不法携帯電話と関連し大統領府関係者は「検察で捜査する具体的な状況までは把握していない」と話した。不法携帯電話と関連して検察捜査を受けた大統領府チェ・某行政官は 「よく知らない」と疑惑を否認した。
一方、イ議員は公職倫理支援官室が大統領室に送ったという‘内密調査報告書’も公開した。イ議員が公開した‘ナム○○関連内密調査報告’によれば、‘概要’、‘ナム○○外圧行使’、‘告訴内容’等の項目で作成されている。イ議員は「報告書に国家情報院も内密調査をしているという事実が現れている」として、国家情報院査察介入疑惑も提起した。 コ・ナム、ファン・ジュンボム記者 dokko@hani.co.kr
原文: 訳J.S