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"三星、MBC報道局 覗き見た"

原文入力:2010-11-01午後07:55:29(1052字)
離職職員動員し システム長期接続 疑惑
取材報告・ニュース キューシートなど放送前に取り出す

キム・ジョンピル記者

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<文化放送>(MBC)報道局の内部情報が三星に継続的に流出していたという疑惑が提起され波紋を呼んでいる。
1日、文化放送関係者たちの話を総合すれば、文化放送は去る7月 特別監査を通じて報道局ニュースシステムを担当する職員が3年前に三星へ離職した文化放送記者出身者に内部情報を渡した情況を捕え自主調査中だ。流出した情報は記者たちの取材報告と当日放送されるニュース、編集順序が入れられたキューシートが含まれていたと伝えられた。

文化放送は自主調査でIPアドレスが三星となったコンピュータが報道局ニュースシステムに長期間接続していた事実と、ニュースシステムに上がった取材情報が外部に流出され証券街情報誌にそのまま載せられた事実などを把握したと知られた。文化放送監査室は流出した情報内容と情報を引き出した経緯、担当職員の介入有無などについて精密調査中だ。

情報流出者に指定された職員は先月29日、待機発令を受けた状態だ。この職員は「情報を流出した事実はない」として直接的な関連性を否認していると伝えられた。

イ・ジンスク文化放送広報局長は「監査室中間調査結果を根拠に情報が流出した事実は確認された」とし「当事者が介入したのか、どのようにかかわったのか、どんな役割をしたのかなどを把握中」と明らかにした。

これと関連して文化放送労組はこの日 声明を出し 「情報が生命の報道機関の心臓部がじゅうりんされた事態」として、今回の事件に対する徹底した真相究明を会社側に促した。労組は「うわさでのみ飛び交っていたMBC内部情報流出疑惑の真相が徐々にあらわれている」として「会社側は真相を明確に明らかにし関連者に対しては地位の上下や内外部を分けずに厳重に責任を問わなければならない」と主張した。

労組は続けて「三星の情報収集が事実ならば、これは見過ごすことのできない犯罪行為」とし「三星は今回の事件を自ら調べその真相を一つ一つ告白し、すべての関連者を問責せよ」と要求した。

キム・ジョンピル記者 fermata@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/446561.html 訳J.S