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‘対北 強硬所信’ 適任者 論難

原文入力:2009-02-05午後07:43:24
与党からも “非核開放3000構想 机上の空論” 批判
安保・国際政治 専攻…南北問題 専門性も不足

ソン・ウォンジェ記者ホ・ホジュン記者

←ヒョン・インテク統一部長官候補者が2006年3月2日買い入れたS運送敷地。S運送は計3筆から成っており、この内駐車場敷地はヒョン候補者が、事務室建物と建物跡はヒョン候補者の弟(妹)が買い入れた。 済州/ホ・ホジュン記者hojoon@hani.co.kr

ヒョン・インテク統一部長官候補者が南北関係を扱うこの部署の首長を引き受ける適任者かという論難が起きている。

ヒョン候補者はイ・ミョンバク政府の対北政策である強硬基調の‘非核・開放・3000’構想を設計した人として知られている。ヒョン候補者は最近キム・ホニョン統一部スポークスマンを通じて「私が‘非核・開放・3000’の立案を主導したことはない」と説明した。だが、ヒョン候補者はイ・ミョンバク大統領の候補時代から外交・安保・統一分野補佐チームの座長として活動した。非核・開放・3000は当時大統領選挙公約だった。ヒョン候補者が大統領職業務引継ぎ委員会委員として仕事をし‘統一部廃止’を主張したという指摘もある。だが彼は「当時組織改編に関与しなかった」と否認した。

非核・開放・3000はハンナラ党内部でも現実性が欠如した政策という批判を受けている。ホン・ジョンウク議員は「相互主義に立った非核・開放・3000は事実上実現が容易でない机上の空論」といった。統一部は昨年7月イ・ミョンバク政府の対北政策を‘共生・共栄政策’と名付けた。非核・開放・3000はその手段程度に格下げさせた。内外の批判を受け入れたのだ。しかしヒョン候補者が長官になる場合、非核・開放・3000を再び浮上させるという予想が出てくる。そうなれば北朝鮮の反発程度もより一層高まり、南北関係を解くのがより一層難しくなるという心配が多い。北韓はすでに「非核・開放・3000を作ったヒョン候補者任命は露骨な挑発」として強力に反発している。

ヒョン候補者の‘対北強硬’所信も統一部長官を引き受けるには不適切だという指摘もある。ヒョン候補者は過去に新聞コラムを通じて”政府は(国防白書の北韓)主敵表記問題について堂々としていなければならない”,“軍事的な主敵を主敵だと堂々として”等、北韓を‘主敵’と規定した。また参加政府の南北会談方式に対して「私たちがこのような形で対話に執着するから今や逆に北韓が…を逆に南北関係のカードとして使う珍現象が広がっている」と批判した。ヒョン候補者が長官になる場合、南北対話復元より‘北韓の変化を待つ’という大統領府基調維持にさらに気を遣うという観測が出てくる理由だ。

ヒョン候補者が実際、南北問題専門家でない点も論議の的だ。彼は‘韓-米防衛費’研究で博士学位を受けて以後にも、安保と国際政治側を主に研究してきた。統一部長官に要求される南北関係の特殊性および北韓に対する専門性が弱いということだ。ある専門家は「非核・開放・3000立案も北韓をよく知らずに一般的外交の対象と見ていると思われる」と話した。ヒョン候補者は「南北問題は南北問題としつつ国際的問題なので立体的視点で見なければならない」として問題にする必要がないという態度を見せた。

ソン・ウォンジェ記者wonje@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/337134.html

原文: 訳J.S