原文入力:2009-02-04午後07:21:13
‘PD手帳’ 公開…“水大砲は警察が撃った” 嘘
民主弁護士会 “無許可用役業者とともに作戦 職務遺棄”
ノ・ヒョンウン記者
←撤去用役業者職員と推定される人(赤丸)が先月19日、龍山撤去民篭城現場の向い側建物屋上で警察の保護を受けて篭城者などの側に水大砲を撃っている。 <文化放送> ‘PD手帳’撮影
‘龍山惨事’に繋がった警察の鎮圧作戦に無許可用役業者が加担した証拠と情況が次から次へあらわれている。開発業者と借家人間の葛藤に警察が最小限の中立性も守っていないという批判が強まり、この部分に対する徹底した捜査必要性が提起されている。
用役 ‘POLICIA’盾を持って警察と移動
警察護衛受けながら屋上に水大砲
<文化放送> ‘PD手帳’は去る3日放映した‘龍山惨事、彼らはなぜ望楼に上がったか’で、警察特攻隊が作戦に出た20日明け方、用役業者職員と推定される5人が‘POLICIA’と書かれた盾を持って警察兵力と共に移動する動画を報道した。これは先月23日、民主党キム・ユジョン・カン・キジョン議員が公開した警察が用役業者職員と共に作戦を進行した無線記録内容を後押しする。これに対して警察は、初めは警察交信内容でないと主張した後、追加無線交信内容が公開されるとすぐに「現場指揮官が瞬間的に誤認し無線報告したものであり実際に用役職員らが作戦に参加したことはない」と解明した経緯がある。検察も「現場で用役業者職員が火をおこしたり作戦に参加した事実は確認されなかった」として警察の解明を受け入れた。
‘PD手帳’は自ら用役業者幹部と明らかにしたある男性が篭城者などに水大砲を撃つ場面も公開した。白色の私服を着たこの男性は惨事前日の19日、盾を持った警察5人の護衛を受けて篭城者などが望楼を作っていた漢江路2街南一堂ビル屋上に向けて水大砲を撃った。篭城者たちは「用役業者職員が警察と共に水をかけて望楼を作る作業が遅れたし、その職員はある撤去用役業者の課長」と指定した。該当職員は‘PD手帳’インタビューで「私がそうだ。事務室にいて上から電話を受けお手伝いのために上がった事実がある」と告白した。だがキム・ウォンジュン ソウル地方警察庁警備1課長は「現場で水大砲を撃つのは作戦の一部だから消防隊員もできないことであり、この日水大砲を撃ったのは警察官」としながら報道内容を否認した。
一方、鎮圧に動員されたH建設は正式警備業者として登録もされておらず警備業法違反論難も増幅されている。警備業法は警備業者が警備員を配置する場合、所轄警察署にあらかじめ申告するべきで攻撃的鎮圧はできないと規定している。
‘民主社会のための弁護士会’のオ・ユンシク弁護士は「撤去用役職員らは撤去業務だけをすることになっており、彼らが暴力を行使した部分に対しては警備業法を適用することができる」として「警備業者を指揮・監督しなければならない警察が無許可業者とともに作戦を進行したことは職務遺棄」と話した。キム・ナムグン参加連帯民生希望本部長は「警備業法が事前申告と教育など警備業者に対して厳格な管理監督を規定した理由は、警察という公権力に協力する民間業者の資格を厳格に察するためのもの」として「警察が法的根拠もない無許可業者とともに公権力を行使したとすれば見過ごすことができない公権力の私有化だろう」と話した。 ノ・ヒョンウン記者goloke@hani.co.kr