本文に移動

生徒たちが見守る中で…校長が‘教師の尻体罰’

原文入力:2010-09-09午前09:25:44(1300字)
京畿私立高で服装不良クラスの担任らに‘鞭’
生徒たち‘衝撃’…教育庁 "まさかと思ったが事実を確認"

ホン・ヨンドク記者

←生徒たちが見守る中で…校長が‘教師の尻体罰’

京畿地域のある私立高等学校で、校長が‘生徒たちの服装などが不良だ’という理由で教室で生徒が見守る中で担任教師らを体罰した事実が明らかになった。

8日、京畿道教育庁などの話を総合すれば、2学期始業翌日の先月24日 京畿地域の私立高でキム・某(81)校長が昼休みに1~3学年の生徒たちの服装と頭髪状態を点検しながら、いわゆる‘容儀服装(訳注:服装及び頭髪など)’が不良な学級の担任教師らに責任を問い体罰したことが明らかになった。相当数の担任教師らは黒板などに手をついたまま鞭でお尻を打たれ、該当学級の生徒たちは校長が自分たちの担任教師を体罰する姿を見守らなければならなかった。一部教師は校長の体罰を拒否し強く反発したと教育庁は伝えた。

ある生徒は「腹が立つ。私たちが間違ったためだが校長先生が(生徒の見る前で)担任教師を殴る行為は誤り」と話した。この生徒は「容儀服装検査が終わった後に出てきてみると私たちのクラスだけでなく同じ学年の他の先生たちも同じように殴られた」として「この事実が知らされれば学校の名誉が失墜し生徒たちの就職も難しいと思い、隠そうとする雰囲気」と話した。この学校は1967年中学校として設立認可を受けた後、2000年に高等学校に切り替え、キム校長は1969年中学校初代校長として就任して以来41年連続で校長を受け持ってきた。

京畿道教育庁は去る7日など、2度この学校に監査班を送り、こういう事実を確認したと明らかにした。キム校長は監査班に「服装頭髪不良の子供たちを叱りつける過程で(生徒たちに)‘お前らがきちんとしなければ駄目だ’として、教師たちに黒板に手をつかせ鞭で尻を殴るまねをしただけで、15分後に校長室に教師たちを呼び謝った」と話したと教育庁は明らかにした。教育庁関係者は「初めは校長がどうして教師を体罰できようかと思い信じなかった」として「ところが生徒たちから陳述書を集めてみると校長が1~3学年の容儀服装検査をしながら不良生徒たちが出てきた該当クラス担任教師らを1~3回ずつ鞭で打った事実を確認した」と話した。

京畿道教育庁は昨年、キム・サンゴン教育長就任後、生徒の尊厳と価値および自由の権利を保障しようとの趣旨で校内生徒体罰の全面禁止等を含む‘京畿道学生人権条例’制定を推進してきた。この条例制定案が去る7日、京畿道議会常任委員会を通過したのに続き、来る17日に本会議で議決されれば学生人権条例は遅くとも来年3月からは京畿地域のすべての小・中・高校で施行される。

水原/ホン・ヨンドク記者 ydhong@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/439003.html 訳J.S