原文入力:2010-09-03午後09:14:19(1310字)
"完成車 無罷業 感謝" "これからはしばしば会えば"
関係改善 出口をあけるか‘注目’
チョン・チョンフィ記者、カン・ジェフン記者
←キム・ヨンフン民主労組委員長(左側)が3日午前、新任挨拶をしにソウル、中区 貞洞の民主労組事務室を訪問したパク・ジェワン雇用労働部長官と挨拶を交わした後、席を薦めている。 カン・ジェフン先任記者 khan@hani.co.kr
"民主労組に行けば卵洗礼でも受けるかと思ったが、これ意外です。" パク・ジェワン新任雇用労働部長官が3日、ソウル、中区 貞洞の全国民主労働組合総連盟(民主労総)事務室を訪ねキム・ヨンフン委員長に会った後、ある労働部幹部がした話だ。この日午前10時30分頃、パク長官が委員長室に入るとすぐに待っていたキム委員長は明るい笑みでパク長官をむかえた。パク長官が「完成車業者の無罷業に努めた民主労総と委員長に感謝する」と話を切りだすと、キム委員長は「労使自律交渉が原則なのに政府が過度に介入して問題」としながらも 「この間、政府と民主労総が不通の関係だったが(民主労総)事務室が大統領府の近所に来たので、これからはしばしば来てくれれば良いだろう」と話した。
この日、キム委員長は政府と労働界が葛藤を生じさせている有給労組活動時間(タイムオフ)限度制度、間接雇用による大企業社内下請け問題、偽りであることが明らかになった‘100万解雇大乱説’等を挙論して、政府の態度変化を促した。また、来る11月に開かれる主要20ヶ国(G20)首脳会議の時、国際労働団体代表らと李明博大統領の面談を斡旋してくれるよう要請した。これにパク長官は「じつげんできるよう努力する」と前向きな返事をした。
この日の出会いについて労働部内外では、この間 政府が‘民主労組排除’という態度を堅持してきたことに照らし、思いがけない無難な出会いだったという評価を出した。キム委員長はパク長官に近い将来、答礼の訪問をするという意も表わした。
ただし、パク長官が建物を出る時、全国金属労組組合員など10人余りが‘労働関係を破綻させる労働部は退け’と書かれた手立て札を持ち示威をする場面もあった。
パク長官はこの日、民主労総訪問に先立ち政府与党とねばっこい政策連帯を結んでいる韓国労総本部を訪ねたが、雰囲気は期待に沿えなかった。建物入口では労働部関連機関労組組合員20人余りが‘前では自律交渉、後では専任者縮小を強要する雇用労働部を糾弾する’と書いた手立て札を持ち、パク長官を先に迎えた。
これらはパク長官とチャン・ソクチュン委員長が会う間にも、廊下を占拠し「長官が労組との対話に出ること」を要求した。チャン委員長もこれを意識したように、公開的な出会いがなされる間には一度も笑いを帯びないなど、冷淡な態度を見せた。
チョン・チョンフィ記者 symbio@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/438265.html 訳J.S