原文入力:2009-02-02午後11:25:59
キム・ナムイル記者ソン・ウォンジェ記者
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来る9日に国会人事聴聞会を控えたシン・ヨンチョル(55)最高裁判事候補者が農地を便法取り引きし差益を得たという疑惑が提起された。
シン候補者は清州地方裁判所榮洞支院長を勤めた1988年3月忠北,沃川郡,沃川邑ソデ里の畑二筆(174.75㎡)と林野(1785㎡)をイ・某(56)氏名義で買い入れたことが2日確認された。当時沃川地域は京釜高速鉄道敷設を控えて地価が上がった時期であった。シン候補者は1992年1月名義信託を解約し自身の名義に所有権を変更した後、2005年12月イ氏に土地を売却した。シン候補者が土地を買い入れた時点は不動産実名制実施以前だが、名義信託を通じて差益を狙った農地取り引きをしたのではないかとの疑惑が提起されている。
シン候補者は「当時、体の調子が悪い母親の墓地として使おうと幼い時に暮らした大田に近い沃川に土地を買い入れたが、2003年母親が亡くなった時点では(私が)ソウルで生活していたので天安に墓を作り土地を売った」と説明した。彼は「当時、都市計画区域に含まれていた農地なので農地売買証明が必要なく、2600万ウォンで買い17年後の2005年に5千万ウォンで売った」として投機疑惑を否認した。
一方、ヒョン・インテク(55)統一部長官候補者が一つの論文を二つの学術誌に二重掲載したという疑惑も提起された。ヒョン候補者は1995年、国策研究機関である国家問題調査研究所が発行した<政策研究>に‘米・日間産業・軍事技術摩擦実態と協力展望’という論文を発表した。翌年には韓国戦略問題研究所が発行した学術誌<戦略研究>に‘米国と日本の技術ヘゲモニー戦争’という論文を載せた。題名は違うが二つの論文の内容は90%以上一致する。
ヒョン候補者側は「<政策研究>にのせられた論文は本来、国家問題調査研究所内部セミナーで非公開で発表した資料が私の同意なしに載せられたもので、その間掲載事実を知ることができなかった」と説明した。キム・ナムイル,ソン・ウォンジェ記者namfic@hani.co.kr