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司祭団 “神聖な怒りで抵抗” 時局宣言

原文入力:2009-02-02午後10:49:07
清渓広場で遺族・市民と犠牲者慰霊ミサ
“国家が国民の生命奪って公権力で正当化”

クォン・オソン記者イ・ジョングン記者

←天主教正義具現全国司祭団所属神父たちが2日夕方、ソウル,清渓広場で龍山惨事犠牲者の遺影を持った遺族たちと共に‘龍山惨劇と犠牲者らを記憶する時局ミサ’を執り行っている。 イ・ジョングン記者root2@hani.co.kr

天主教正義具現全国司祭団は2日夕方、ソウル,清渓広場で龍山惨事犠牲者のための慰霊ミサを開き時局宣言文を発表した。
司祭団は‘災難と破局の大韓民国’という題名の時局宣言文を通じて「龍山惨事は果たしてこの国がどこへ行っているのか、また破局の終点はどこなのか国家構成員皆に質問と衝撃を投じた恐ろしい事件」として「大韓民国に起こっている途方もないことを苦しい心情で眺め敎誨の運命を新たに重くて切迫するように悟る」と明らかにした。この日ミサには惨事遺族たちと市民など1千人余り(主催推算2千人/警察推算500人)が参加した。

ミサを執り行ったチョン・ジョンフン代表神父は「大韓民国は‘公的なこと’は即ち‘国民のこと’という原則で成立した民主共和国」としながら「国家が国民の幸福はもちろん生命までをためらいなく奪い、またこれを法律・秩序・公権力の名前で正当化させ、これに抗議する連帯を外部勢力,テロ集団,左派と規定する現実を私たちはとうてい容認することはできない」と強調した。彼は引き続き「イ・ミョンバク政府の誤りは神の存在自体を否定する重大な犯罪」として「司祭らは神聖な怒りで対抗し抵抗するだろう」と宣言した。

キム・ヨンシク神父はスピーチで「イ・ミョンバク大統領は南大門火災で任期を始めたが、就任1周年頃には龍山撤去民たちが火に焼けて亡くなった。私たちの胸の一つ一つに彼らの熱さが残っていて痛くてならない」とし、遺族と犠牲者らの御霊を慰めた。ミサに参加したイ・某(24)氏は「宗教は弱者をかばって見守ることなのに神様を信じるという大統領が話す神様は私たちが信じる神様と同じなのか疑わしい」と話した。この日ミサは遺影を持った遺族たちの周辺に100人余りの司祭らが囲むように座り終始厳粛に進行された。参加者達はミサが終わった後、ソウル,明洞聖堂に街頭行進をした。

龍山惨事にあらわれた韓国の人権後退を憂慮して政府を糾弾する国外人権団体と活動家らの連帯のメッセージも続いた。‘イ・ミョンバク政権龍山撤去民殺人鎮圧汎国民対策委’はこの日「去る四日間13ヶ国の11団体と26人の活動家らが韓国政府などに抗議する連帯のメッセージを送ってきた」と明らかにした。 アジアの人権団体をはじめとして米国とヨーロッパなど世界各地の活動家らは住居権を守ろうとする市民の人権を韓国政府が公権力で鎮圧したことに遺憾の意を表した。これらは「韓国で進行されている開発が国際人権基準を度外視し建設会社など特定集団の金儲け手段として活用されている」と憂慮した。

クォン・オソン記者sage5th@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/336411.html

原文: 訳J.S