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キム・テホ、家事ヘルパー・官用車 弁明‘偽り’だったか

原文入力:2010-08-23午前08:42:31(1657字)
"盗聴職員 家事ヘルパーとして使ったことはない"
職員勤務配置表には‘道知事官舎’と書かれ
"妻が公式行事の時だけ官用車 利用"
‘来賓案内’名目で2日に1回 使用

コ・ナム記者

←キム・テホ国務総理候補者が22日午後、ソウル、鍾路区、政府中央庁舎付近に用意した個人事務室で外出を慎み24日から2日間予定された聴聞会準備に没頭している。 写真共同取材団

キム・テホ国務総理候補者の弁明が‘嘘論難’に包まれた。道庁職員を家事ヘルパーとして使ったことはなく、道知事退職金をアパート購入に使ったというキム候補者の解明が事実とは異なるという根拠が22日提起された。

■家事ヘルパーはいなかった?
カン・ギガプ民主労働党議員は去る18日「慶南道庁構内食堂職員が2年6ヶ月間にわたりキム候補者官舎で洗濯、清掃、炊事など家事ヘルパーとして仕事をした」と主張した。翌日、キム候補者は報道資料を出し「1ヶ月に1,2回、郵便物を整理しゴミを捨てる程度の手伝いを受けたことはあるが、家事を全般的に手伝ったということは事実でない」と解明した。

しかし慶南道庁がカン議員に提出した‘年度別構内食堂職員現況’資料によれば、キム候補者の家事を手伝ったC氏の2006~2009年配置表には勤務地が‘道知事官舎’と記されている。

昌原市、龍湖洞の道知事官舎は2008年‘道民の家’に転換された。慶南道は副知事官舎を修理し道知事官舎として利用する計画だったが、キム候補者はこれを拒否し自費でアパートを取得し暮らした。したがって配置表の‘道知事官舎’はキム候補者のアパートを意味する。キム候補側はこの日<ハンギョレ>と行った通話で「キム候補者は主に居昌の家に居住していたので家事ヘルパーは必要なかった。(職員配置表が)誤った資料のようだ」と答えた。

しかしパク・ビョンソク民主党議員は「個人が払わなければならないお金を道が支給したことであり職権乱用の素地がある」と批判した。

■官用車を夫人が公式行事に時々利用した?
キム候補者の夫人が道庁官用車を私的に利用していたという疑惑も深まっている。キム候補者は去る19日「妻が道庁公式行事出席の時にだけ車両を支援され、個人使用はなかった」と反論した。しかしカン・ギガプ議員が慶南道庁から提出させた問題車両の運行日誌を見れば、2010年1月から6月まで該当車両がキム候補者の夫人が居住していた居昌に‘来賓案内’という用務で84回往復したと出ている。ほとんど2日に1回ずつ往復したということだ。該当車両は2008年106回、2009年122回も居昌を往復した。カン議員は「‘来賓案内’という名目で該当車両を配偶者が私的に利用したと見るほかはない」と主張した。

■受け取ってもいない退職金をアパート購入に使用?
アパート購入資金の出処に対する解明も疑わしい。2006年財産申告で6億7千万ウォンのLアパートを購入した出処を釈明したが、6千万ウォン程度の金額が合わなかった。キム候補者側は「2004年から2年間、道知事として在職した退職金が4千万~5千万ウォン程になり、2006年度給与所得が9500万ウォン程度だったため、その程度の資金用意は可能だ」と説明した。しかしカン・ギガプ議員側は「慶南道庁会計課は‘選出職公務員には退職金がない’と明らかにした」として偽り解明疑惑を提起した。キム候補側は「一種の退職手当てである行政共済会費2600万ウォンと積立金収入などを受け取ったこと」として「これを‘退職金’と呼んだことはミス」と解明した。 コ・ナム、チェ・サンウォン、ソン・ホジン記者 dokko@hani.co.kr

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原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/436281.html 訳J.S