原文入力:2009-02-01 午後11:23:42
キム庁長 ‘龍山惨事’ 事実確認書提出
検察 “要請したこともないのに詳細に…”
キム・ジウン記者
‘龍山撤去民惨事’事件捜査が仕上げ段階に入る中で、キム・ソクキ(55)ソウル警察庁長官が検察に惨事当日の自身の行跡と役割を記述した‘事実関係確認書’を出した。
ソウル中央地検,捜査本部(本部長 チョン・ビョンドゥ)はキム庁長が31日夜、A4用紙8枚の‘龍山再開発撤去現場火災事故事実関係確認書’を送ってきたと1日明らかにした。チョン・ビョンドゥ1次長検事は「(キム庁長が)占拠篭城が始まった19日午前から鎮圧計画書を承認しキム・スジョン ソウル警察庁次長に指揮を任せると指示するなど、鎮圧が終了した20日午前までの報告を受けた経緯と遂行した役割などを詳細に書いた資料を送ってきた」と話した。検察はキム庁長が事実確認書の終わりに「今回の火災事故で亡くなられたすべての方の冥福を祈り、負傷した方々の早急な快癒を祈ります」書いてあったと伝えた。これに対してソウル地方警察庁は「一日も早く火災事故の実体的真実を糾明するのに役立とうと自発的に送ることにしたもの」と明らかにした。
チョン次長はキム庁長の召還可否に対して「(提出された確認書に)書かれた内容と検察がこの間調査した内容の一致可否と抜けている部分があるのかを調査中」として、文書を検討した後に決めるという意向を示した。だが検察は5日頃に最終捜査結果発表することを目標に事実上調査を終えており、特別な状況変化がない限りキム庁長召還調査はなされないものと見られる。検察はソウル警察庁と龍山警察署に対する押収捜索で確保した無線通信内訳などの分析と惨事当日に警察幹部らの間の携帯電話内訳を調査した結果、「キム庁長が鎮圧過程についてリアルタイムで報告を受けた情況は見つからなかった」と明らかにした。
検察はまた、撤去民らが篭城資金として集めた6千万ウォンが全国撤去民連合側に流れた痕跡は発見できなかったと付け加えた。
一方、惨事現場にいた龍山消防署関係者は、検察調査で「当時の事故の原因を密閉された空間である望楼中に油蒸気(シンナーが蒸発して空気中に飛び交うこと)が充満していて爆発したものと見ると述べた」と明らかにした。
キム・ジウン記者mirae@hani.co.kr