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"私、ほんとは やわらかい人です"

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/432865.html

原文入力:2010-07-30午後07:08:28(1063字)
‘剛性’カン・キガプ民主労働党代表 退任

イ・セヨン記者

 "私、ほんとは とてもやわらかくて暖かい人なんです。"
2年任期を終え30日に民主労働党代表職から退いたカン・キガプ議員は自身に着せられた‘過激・剛性’イメージが負担だと語った。彼はこの日の離任式前に開かれた懇談会で 「大統領府の挙手機の役割だけをしている国会の実態にに怒りを節制できず、結果的に国民に党の過激性だけを刻印させた側面もある」として「もっと柔軟に余裕をもって行動しなければならなかったのに…」と遺憾の意を吐露した。

事実、我が国の政治の中でカン議員ほど評価が‘両極化’されたケースも珍しい。弱者の痛みを抱きしめ、やさしく分かりやすい言葉で大衆の心を動かすことのできる卓越した政治家という賛辞が存在する一方で、保守言論に描写されたカン・キガプはあごひげを生やし扇動と‘空中浮遊’を日常的に行う古いポピュリストに過ぎない。

民主労働党代表として彼が成し遂げた成果は少なくない。党代表に就任した2008年夏、民主労働党は2000年の創党以来 最大の試練を経ていた。2007年大統領選挙敗北の後、政派葛藤の渦にまきこまれ党は2つに割れた。言論はノ・フェチャン・シム・サンジョンがいない民主労働党を‘餡のないまんじゅう’扱いした。

だが、2008年4月ハンナラ党の‘菜園’である慶南泗川で再選に成功した後、新代表に選出されたカン議員は党の看板政治家に素早く成長した。牛肉ろうそくデモと龍山惨事、双龍車ストライキ現場で見せてくれた彼の献身性は‘泣き虫議員’イ・ジョンヒの活躍と共に党の大衆性確保のための滋養となった。6・2地方選挙では野党圏連帯を通じ地方自治体長3人と広域議員24人、基礎議員115人を輩出する成果を上げた。事実上、進歩陣営の唯一代案政党であることを立証したのだ。

カン議員は「任期中に推進した進歩大統合が特別な成果を出すことができなかった」として物足りなさを表わした。「党が反省し直さなければならない部分がないか、省察する必要がある」とも語った。当分、カン議員は党務のためにおざなりにしてきた地方区を訪ね、住民との疎通に注力する計画だ。

イ・セヨン記者 monad@hani.co.kr

原文: 訳J.S