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韓国政府、イランに50万ドル規模の人道支援を決定…外交力を総動員

登録:2026-04-15 06:33 修正:2026-04-15 07:29
ホルムズ海峡に足止めされている「韓国船舶26隻の情報」をイランにも伝達 
封鎖・逆封鎖の隙間を突くため…国際協力の中で二国間協議を並行
ホルムズ海峡のタンカーと貨物船/AP・聯合ニュース

 韓国政府は14日、イランに対し総額50万ドル(約7900万円)規模の人道支援を行うことを決めた。政府は、ホルムズ海峡で足止めされている韓国船舶に関する情報もイランと共有するなど、イランとの二国間協議の範囲を広げている。米国とイランの停戦交渉が難航し、米国がホルムズ海峡の「逆封鎖」まで宣言するなど、海峡内の不確実性が高まっている状況で、外交力を総動員している。

  外交部はこの日、イランに対し総額50万ドル規模の人道支援を国際赤十字委員会(ICRC)を通じて行うことを決定したと発表し、「今回の支援が被災地域の人道状況の緩和に役立つことを期待する」と述べた。人道支援は韓国船舶の通行とは直接結びつけず、国際機関を通じて推進する計画だが、海峡問題の解決に肯定的な影響を与えることを期待する気流もあるという。

 政府はホルムズ海峡で足止めされている韓国船舶の情報もイランと共有した。

 大統領府は「政府はホルムズ海峡内の船舶の安全・通航に関して関係国と意思疎通を図っており、船舶の安全の観点から関係国に船舶情報を提供した」と発表した。先週急派されたチョン・ビョンハ特使は、イランで船舶の通航や安全などについて協議している。外交部関係者は「国際的な連携の取り組みと(韓国・イラン)両国間の外交的取り組みは連動している」と述べた。

 ただし、ドナルド・トランプ米大統領がイランに圧力を加えるため、ホルムズ海峡「逆封鎖」というカードを切っており、船舶の正常な運航再開の時期は依然として不透明だ。現在、ホルムズ海峡に停泊中の韓国船舶は計26隻で、同日午前時点で韓国船舶に乗船中の韓国人乗組員は130人、外国船舶に乗船中の韓国人乗組員は37人。

 韓国海運協会の集計によると、船舶26隻の運航遅延に伴う燃料費、戦争保険料などの1日当たりの損失額は、計143万ドル(約2億2700万円)に達する。海峡で船舶が待機中のある海運会社の関係者は、「通航再開は米国とイランの交渉、あるいは韓国政府の外交的解決に左右されるだろう」と語った。海上運送業界の労働組合関係者は、「8日、イラン政府がホルムズ海峡の安全な通航を2週間保証すると発表した際、船員たちは喜び、運航の準備を進めた。しかし、1日も経たないうちに交渉が決裂し、空気が重苦しくなった」と伝えた。さらに「戦争がすでに1カ月を過ぎたため、疲労感から下船を求める船員が増えている」と話した。一方、アン・ギュベク国防部長官は14日、国会国防委員会に出席し、終戦後に海軍艦艇をホルムズ海峡の商船保護任務に投入するなどの案を検討中だと述べた。

チャン・イェジ、ソ・ヘミ、キム・ヨンドン記者、パク・ミンヒ先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1254225.html韓国語原文入力:2026-04-14 23:12
訳H.J

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