防弾少年団(BTS)の公演を明日に控えた20日午後7時、光化門(クァンファンムン)広場。近くのビルの10個のデジタルサイネージ(大型屋外電光掲示板)にBTSの復帰を知らせる映像が一斉に公開されると、市民や外国人観光客が次々と写真を取り始めた。BTSのペンライトとBTSを象徴する様々な紫の「アイテム」を持ってきた市民たちは、高揚した表情で明日に予定されている公演への期待感を見せた。
この日、BTSの公演が行われる光化門広場周辺は、26万人(警察推定)と予想される人々を迎える準備が終わっていた。景福宮(キョンボックン)を背景にした「凱旋門」の形のメインステージは設置が完了し、ステージと観客席になる空間はフェンスで動線が区分されていた。換気口の上には転落を防ぐための構造物とポリスラインが設置され、各所に蛍光色の腕章を付けた安全要員が配置されており、公演前日から光化門を訪れた人々の通行案内を行っていた。
人々が最も多く集まっていた場所は、KT本社のデジタルサイネージが最もよく見える世宗文化会館の階段前だった。紫色のパーカを着て紫色のマスクをしたKさん(50)は、「立見席のチケットを手に入れて明日の公演に来る予定だが、デジタルサイネージの映像を撮りたくて事前に来た」とし、「明日午後3時入場だが、朝9時から来て清渓川(チョンゲチョン)や明洞(ミョンドン)で行われる各種イベントに参加するつもりだ」と語った。
家族連れで韓国を訪れた外国人観光客も目立った。16歳の娘と夫とともに韓国を訪れたマレーシア人のプリスラさん(44)は、「韓国にはほぼ毎年来るが、BTSを見に来たのは初めて」とし、「私はJUNGKOOK(ジョングク)のファンで、娘はJIMIN(ジミン)が好きだ」と語った。プリスラさんは「明日の公演のチケットはないが、午後2時頃に出て現場の雰囲気を楽しむ予定だ」とし、「韓国にいる9日間はBTS関連のイベントをたくさん観に行くつもりだ」とも話した。
インドネシアのBTSファン、ベラニアさん(31)とエミさん(50)は、ビルに掲げられた大型のBTSのポスターを背景に互いに写真を撮り合っていた。かなりの年齢差があるが、「BTS」をきっかけに友達になった彼女らは、当日の午前中に一緒に韓国に到着した。ベラニアさんは「4年間、全員揃ってのカムバックを世界中が待ち望んできた」とし、「エミには立見席のチケットがあり、私はチケットがないが、明日会場に来れば本当に幸せだと思う」と語った。BTSの7人のメンバーが同じステージに立つのは、2022年の釜山(プサン)公演以来、3年5カ月ぶりとなる。「全員揃ってのカムバック」への期待感は国籍や世代を問わず高まっていた。