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李大統領と与野党代表、「民生経済協議体」設置で合意

登録:2025-09-09 08:23 修正:2025-09-09 09:58
李在明大統領が8日午前、ソウル龍山の大統領室で共に民主党のチョン・チョンネ代表(左)、国民の力のチャン・ドンヒョク代表と、昼食会の前にあいさつを交わしている。李大統領が与野党の指導部と会談するのは、6月22日以来78日ぶり=大統領室写真記者団//ハンギョレ新聞社

 李在明(イ・ジェミョン)大統領と与党「共に民主党」のチョン・チョンネ代表、野党「国民の力」のチャン・ドンヒョク代表は8日、龍山(ヨンサン)の大統領室で会談し、「民生経済協議体」を設置することで合意した。これまで公式の場ではあいさつも交わさなかったチョン代表とチャン代表はこの日、初めて握手を交わし、関係改善の扉を開いた。李大統領は与野党の指導部との昼食後、チャン・ドンヒョク代表とは2者面談をおこなった。

 この日の大統領と与野党の代表の会談は、和気あいあいとした雰囲気の中で行われた。李大統領は「(与野党が)受け入れ合い、容認し合えるものをできる限り見つけ出し、そうすることで共通の公約は果敢に一緒に実施するのも良い方法ではないかと思う」と述べた。チャン代表は「まもなく就任100日をむかえる大統領はこのかん、荷が重かったようだ」として、「その荷を与党、野党とも分かち合えば、少し軽減されるのではないか」と答えた。

 民生経済協議体はチャン代表が提案し、李大統領とチョン代表が受け入れたことで実現した。国民の力のパク・ソンフン首席報道担当は、民生経済協議体で扱う議題について「与野党が先の大統領選挙で共通して掲げた公約を中心として、推進課題が構成されるだろう」と語った。協議体の設置と運営は、与野党と大統領室が実務協議を通じて具体化することになっている。

 民主党のパク・スヒョン首席報道担当は会談後、国会で記者団に対し、「率直に虚心坦懐な対話を(李大統領と与野党の代表が)多く交わした」とし、「(民生経済協議体など)本日国民に申し上げた内容が忠実に守られて結果と成果を出す政治、手を取り合って膝を突き合わせる政治の出発になることを願う」と述べた。パク・ソンフン首席報道担当は「チャン代表は特検期間の延長、内乱特別法廷の設置、最高裁判事の増員のような司法破壊の試みに対して強い懸念と遺憾の意を、国民的合意のない政府組織法改正案に反対の意思を示した」と語った。

 李大統領が野党第一党の代表と単独で面談したのは、就任後初めて。李大統領は6月22日にも、民主党のキム・ビョンギ代表職務代行兼院内代表、国民の力のキム・ヨンテ非常対策委員長と面談している。

シン・ヒョンチョル、チェ・ハヤン、キム・ヘジョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/1217620.html韓国語原文入力:2025-09-08 17:53
訳D.K

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