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韓国の豪雨・土砂崩れで5日間に17人死亡、11人行方不明

登録:2025-07-21 06:54 修正:2025-07-21 07:46
消防庁午後3時集計
20日未明からの集中豪雨で道路が沈水し、建物が壊れた京畿道加平郡大甫里一帯の様子=加平/聯合ニュース

 韓国全域で5日間続いた集中豪雨と土砂崩れで、20日午後6時現在17人が死亡、11人が行方不明になった。特に、土砂崩れが発生した慶尚南道山清(サンチョン)だけで10人が死亡し、4人が行方不明になっている。

 韓国消防庁が各市道消防本部を通じて集計した20日午後6時基準の集計によると、慶尚南道山清で10人が死亡し、京畿道加平(カピョン)で2人、光州東区(クァンジュ・ドング)で1人、烏山(オサン)で1人、忠清南道瑞山(ソサン)で2人、唐津(タンジン)で1人など死亡者17人が発生した。行方不明者は、京畿道加平の5人をはじめ、慶尚南道山清郡で4人、光州北区で1人、京畿道抱川(ポチョン)で1人が発生しており、慶尚南道山や京畿道加平、光州東区では行方不明者の捜索が続いている。

20日、慶尚南道山清郡新安面の旧ムンデ橋が前日に降った集中豪雨で破損している。橋の前に設置された公告文には「橋梁の老朽破損、崩壊の恐れのため、1トン超過の車両の(通行)制限」と表記されている=山清/聯合ニュース

 中央災害安全対策本部によると、この日現在、14の市道と90の市郡区から1万3209人(9694世帯)が避難し、このうち3836人(2752世帯)が帰宅できないまま臨時住居施設に留まっている。

大雨で19日午後、慶尚南道山清郡丹城面ネウォン村一帯に土砂崩れが発生した様子/聯合ニュース

 慶尚南道山清をはじめ、江原道春川(チュンチョン)、京畿道抱川などの一般国道10カ所が通行止めになった。北漢山(プッカンサン)、無等山(ムドゥンサン)、智異山(チリサン)など国立公園19カ所の551区間も立ち入り禁止になっている。

 これに先立ち、韓国政府は17日午後3時30分から中央災害安全対策本部の非常勤務水準を2段階から3段階に引き上げ、豪雨危機警報も最も高い「深刻」段階に引き上げた。

パク・ヒョンジョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/area_general/1208904.html韓国語原文入力:2025-07-2019:18
訳H.J

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