原文入力:2010-06-30午後09:54:01(1095字)
大統領府 "修正案失敗に終わった以上、与えることはできない"
専門家たち "原案が企業誘致さらに容易"
キム・ギョンウク記者
大統領府とハンナラ党親李明博系議員らが「修正案が失敗に終わった以上、プラスアルファは上げられない、原案だけでは自足的世宗市建設が難しい」といういわゆる‘プラス アルファ’論難を提起している。しかし、世宗市原案を支持する専門家たちは「プラスアルファは世宗市の性格と合わず、原案どおり推進する方がかえって企業や研究所の誘致がさらに容易だろう」と反論した。
世宗市原案と修正案の最も大きま違いは都市の性格だ。原案は政府部署移転を通じた行政中心複合都市造成である反面、修正案の目標は企業誘致を通じた教育科学中心経済都市の造成だ。当初原案は政府部署が世宗市へ移転し関連企業と研究所などを誘導するようになっていた。大企業誘致が目的ではなかったため修正案に含まれた原形地供給のような破格的な特典は必要なかった。
チョ・ミョンレ檀国大教授(都市地域計画学科)は「修正案のプラスアルファは‘管制企業都市’にでも相応しい特典の塊りで、行政機能が中心となる世宗市発展には別段役立たない」と話した。政府部署移転という強力な誘引策をなくし、これを相殺するために特典として世宗市入居を躊躇していた企業らを引き込んだにすぎないという話だ。
原案推進が行政都市の性格に相応しい企業と研究所の誘致に役立つという意見も出ている。ファン・ヒヨン忠北大教授(都市工学科)は忠北清原のオゾン生命科学団地を例にあげ 「当初、科学団地を造成して企業を誘致したが入居希望企業が殆どなかった」とし「政府が食品医薬品安全庁など6ヶ国家機関を送ることにすると、すぐに数多くの医薬品、医療機器、医学技術関連企業らが入居を申請した」と話した。企業や大学など他の機能らと人口を引き込むのに政府機関の移転ほど効果的なことはないということだ。
チェ・ビョンソン 暻園大教授(都市工学)も「原案を推進する時は特別な恩恵がなくても高麗大・カイストなどの大学誘致が可能だった」とし「政府が修正案で公然と特典に対する期待心理だけを呼び起こしておいて、原案推進意向も明確に明らかにしないので該当大学と企業らが入居を再検討すること」と話した。
キム・ギョンウク記者 dash＠hani.co.kr
原文: 訳J.S
