原文入力:2009-01-28午後11:51:15
真相調査団 '犠牲者2人 火災死'に疑惑提起
民主社会のための弁護士の会(民主弁護士会)等により構成された'龍山撤去民死亡事件真相調査団'は28日、事件現場で遺体として収拾された一部撤去民たちが望楼から脱出した後に死亡したとし警察捜査に対する疑惑を提起した。
調査団は「火災現場にいた撤去民チ・某(39)氏が犠牲者の中のイ・某(50)氏,ユン・モ(48)氏とともに望楼から屋上に飛び降りたと述べた」として「これは彼らの死因が'火災死'という警察発表とは矛盾する」と指摘した。
調査団はまたソウル中央地検前で開いた記者会見を通じて、撤去民2人が屋上欄干で火を避けている写真を提示し「チ氏は写真に撮られた人物が自分とイ氏だと主張している」と明らかにした。
引き続き「チ氏の陳述と写真の状況がほとんど一致しており、生存者中の誰も写真に撮られたのが自分だと主張しない点等から推測してチ氏の主張は事実である可能性が非常に大きい」と付け加えた。
調査団は「チ氏は望楼脱出後、ユン氏の声まで聞いたと言っている」として「警察の発表により一層疑問に感じる内容」と主張した。
これに対して警察は「イ氏の遺体は崩れた望楼内部の鉄骨構造に身体の一部が挟まった状態で発見されたし望楼内側の一番上層で発見された4体の遺体の中の一つがユン氏であった」として「望楼での遺体確認作業は検察,国立科学捜査研究所,警察が合同で行った」と反論した。
続いて「当時投入された警察特攻隊員が望楼そばと階段入口側に各々横になっていた負傷者2人を発見し助けた後、2階にいた機動隊員に引き渡した事実はあるが死亡者とは関連がない」と付け加えた。
(ソウル=聯合ニュース)