原文入力:2009-01-28午後10:40:10
シン・スングン記者
←ハンナラ党最高・重鎮連席会議参席者らが28日午前、ソウル,汝矣島の党事務所で龍山撤去民惨事動画を見ている。 カン・チャングァン記者chang@hani.co.kr
ハンナラ党指導部の一方から28日,龍山惨事に対する大統領府の対処方式に根本的な疑問を提起する声が相次いで溢れでた。これらは大統領府の‘先真相究明,後問責論’を批判することに止まらず、イ・ミョンバク大統領がソウル市長在任時に推進したニュータウン事業を惨事の原因だと指摘したりもした。
ホン・ジュンピョ院内代表「刑事責任とは別に管理責任を問わねば」
キム・ソクキ内定者自主辞退繰り返し要求
ホン・ジュンピョ ハンナラ党院内代表はこの日<SBS>ラジオに出演し「刑事責任を問うこととは別に管理責任を問わなければならない場合がある。(警察)組織の首長,リーダーならば発生した結果について管理責任を負わなければならない」として警察庁長官に内定したキム・ソクキ ソウル警察庁長官の自主辞退を繰り返し促した。彼はまた「国民は、果たして(惨事に対する)警察責任がどこまでなのか知りたいと思うので検察が堂々と正しい捜査をし野党の特検要求や国政調査要求が無いようにしてもらいたい」として検察捜査にも不満を表わした。執権与党の院内指令塔であるホン院内代表の発言は大統領府の一方的な国政運営基調に政治が失踪しているという不満を帯びていると見られる。実際、ホン院内代表はこの日ラジオ インタビューで「大統領府は行政の中心であり、過去とは違い今は行政府権力が議会権力と同等に動いている体制」として「大統領府が行政もして政治もすべてしようとしてはいけない。それは正しくない」と話した。
ナム・ギョンピル議員
「公権力乱用防止対策が優先
民心推し量った政務的判断が必要”
首都圏4選のナム・ギョンピル議員もこの日、党最高・重鎮連席会議で‘執権与党の政務的責任’を取り上げて論じ、キム・ソクキ庁長の問責を要求した。ナム議員は会議で「過去にも再開発地域で公権力執行があったが、今回のように大規模人命被害が発生することはなかった」として「今回は公権力の過度な乱用を防止するのが優先で、厳正な法執行は2番目」と話したと会議の後<ハンギョレ>との電話通話で明らかにした。彼は「責任者処罰は検察捜査の後にするのが原則的には合っているが、与党のハンナラ党は検察捜査とは別個に国民全体の民心を反映した政務的判断を先にしなければならない」と強調した。ハンナラ党は民心を読み‘先真相究明論’と‘不法占拠に対する正当な法執行論’を名分にして責任者問責を先送りする大統領府に向かい自己主張をしなければならないという話だ。
ソン・グァンホ最高委員
“ニュータウン不労所得、地主が一人占め”
MB狙い“立案者が最初の責任者”
ソン・グァンホ最高委員はこの日最高・重鎮連席会議で、龍山惨事に対して「ニュータウン現場で創出された多くの付加価値をまんべんなく分け合うことができずにこのようなことがおきた」として「ニュータウン政策を作った立案者が最初の責任者」と話した。事実上ソウル市長としてニュータウン政策を導入した‘イ・ミョンバク大統領’をねらった発言とまで読まれる内容だ。これと関連してソン最高委員は<ハンギョレ>との電話通話で「キム・ソクキ庁長の責任を問うことは止めようということではなく惨事の根本責任はニュータウン地域に土地を持った人が不労所得を一人占めして借家商人は数億ウォンを投資して2千万~3千万ウォンで追い出すことはニュータウン制度を作った政府とソウル市が先に責任を負わなければならないという意味」と話した。
キム・ヨンウ議員
「時間がかかっても根本を見回して民心を得られる政府なれば」
一方、イ・ミョンバク大統領の親衛グループと呼ばれる‘安国フォーラム’出身のキム・ヨンウ議員はこの日、党ホームページにあげた‘大統領に差し上げる手紙’を通じて、民心を得るための‘速度調節’を提案した。
キム議員は‘今回法案が通過できなければイ・ミョンバク政府は失敗する’,‘今回の臨時国会にイ・ミョンバク政府の命運がかかっている’という主張を小児病的接近だと批判し、「わが政府の成功をもう少し長期的次元で接近するのが正しいと思う」として「時間がかかっても根本を見回して、民心を得られる党と政府になって欲しい」と話した。キム議員はまた「今(政府は)問題を経済的接近だけで理解して対策を樹立するという‘経済の罠’にかかっている」として「民心を得るためにはその政策を実現する過程での政治が必要だ」として‘政治復元論’を提起した。