新型コロナウイルスによるパンデミック以後、着実に上昇していた韓国人の「生活満足度」が4年ぶりに後退した。自殺率は9年ぶりに最高値を記録した。
統計庁が24日に出した報告書「国民生活の質2024」によると、韓国人の2023年の生活満足度は6.4点で、1年前と比べて0.1点下落した。生活満足度は2019年と2020年にそれぞれ6.0点を記録してから、コロナ禍時期を経て2021年に6.3点、2022年には6.5点に上昇したが、4年ぶりに再び下落傾向に転じた。生活満足度は個人が人生にどの程度満足するかを0〜10点尺度で付けた点数を平均した値。国内に居住する19歳以上の成人男女を対象に調査した。
所得水準別に満足度の差が明らかに表れた。月所得が100万ウォン(約10万)未満の低所得層の生活満足度は5.7点で最下位だった。一方、所得が多いほど満足度が上がり、月所得500万ウォン以上の高所得世帯の生活満足度が6.6点で最も高かった。職業による満足度にも差が大きかった。技能労務職(6.3点)と農林漁業(6.1点)より、相対的に雇用の安定が保障され所得の高い専門管理職(6.7点)と事務職(6.7点)の満足度が高かった。
国際比較で見ると、韓国人の生活満足度は主要国に比べて著しく低かった。国連(UN)が発表する「世界幸福度報告書2024」によると、韓国人の生活満足度は6.06点(2021~2023年平均)で、経済協力開発機構(OECD)加盟国平均(6.69点)より大幅に低かった。韓国より生活満足度が低い国は、トルコ(4.98点)、コロンビア(5.70点)、ギリシャ(5.93点)、ハンガリー(6.02点)、ポルトガル(6.03点)の5カ国のみ。OECD加盟国38カ国のうち33位で最下位グループだった。満足度最上位の1~3位はフィンランド(7.74点)、デンマーク(7.58点)、アイスランド(7.53点)だ。
自殺率は依然として圧倒的な1位だ。2023年の自殺率は10万人当たり27.3人で、1年前より2.1人増加し、2014年(27.3人)以後9年ぶりに最高水準を記録した。韓国の自殺率(24.3人、2021年基準)はOECD38カ国の中で最も高く、唯一20人を超える。2番目に自殺率が高いリトアニアは18.5人だ。2023年の韓国の男性自殺率は38.3人で、女性(16.5人)に比べて2倍以上高く、年齢別では70代39.0人、80歳以上59.4人など高齢層で特に高かった。