原文入力:2009-01-28午前09:39:48
店に訪ねてきて “お前も全撤連をやってるXか” 威嚇
店を空けている間に悪臭ゴミ撒いて…上の階から水を漏らす
住民たち “警察申告しても のろま出動,形式的対応”
ソウル,龍山撤去民惨事の背景には撤去用役業者職員らの暴力があった。龍山国際ビルディング付近の再開発4区域は他の再開発地域と同様、用役職員らの撤去民に対する横暴を巡って論難が絶えなかった。
この地域は惨事が起きた南一堂ビルを含む中央大病院側はホラム建設が、新龍山駅方面は他のH建設産業が撤去用役を受け持っている。この地域の住民たちは二つの業者が皆撤去民を追い出そうとして暴力を振るったと話す。
コンビニを営む住民キム・某(46・女)氏は「昨年6~7月頃アルバイトのおばさんが店を守っているのに用役職員らが‘お前も全撤連やってる×か?’と威嚇を加えた」と話した。キム氏は「警察に申告し現場に行ってみると警察は20分後に到着しCCTVなどを見せて用役職員らの業務妨害を訴えたが警察は形式的に対応しただけ」と話した。近隣で屋台営業をするキム・某(46)氏は「商いにでかければ用役職員らが屋台の前で乱暴を働き、お客さんを追い出したし、家にくれば上の階から誰かが水を流し天井の蛍光灯であれ電気設備の間にも水がジャブジャブ漏れてきた」と話した。キム氏は精神障害3級の夫が「恐ろしいから家を移ろう」として引越ししたが屋台は生計手段なのでどうすることもできずにいると話した。ホラム建設側は「むしろ暴力を行使したのは住民たちであり、私たちは暴力を行使したことがない」と主張した。
これは龍山再開発地域だけの問題ではない。ソウル,麻浦区,鹽里洞ニュータウン地域居住民だったイ・某(46)氏は先月家を引っ越す前まで数ヶ月間にわたって用役職員らの横暴に体を震わせなければならなかった。イ氏は「夜寝ようと電気を消して横になれば用役職員らが石を投げ窓を破り一時も電気を消すことができなかった」と話した。キム・ジョンミン民主労働党ニュータウン特別委龍山委員長は「撤去民に対する住居権威嚇はソウル市の大部分の再開発区域で起きているみられ、数で調べれば70余区域に達する」と話した。
龍山の撤去業者H建設産業のある関係者は「実際にそのような暴力を行使する用役企業等があることは事実」と認めた。同時に彼は「住民たちに保証金をさらに受け取れるようにするからと説得しても拒絶されたりするが、全撤連がそのような個人行動を容認しないため」として激しい対立の責任は全撤連側にもあると主張した。だがH建設産業も住民たちに直接的な暴力を振り回さないだけであり、借家人が出て行った建物に悪臭ゴミを撒いたり建物上階から水を流すなど住民たちを困らせてきたと住民たちは話す。
住居権運動ネットワークのユ・ウィソン活動家は「撤去用役は人が出て行った建物を撤去するのが本来の業務なのに、人を追い出す役割に変質した」として「用役職員らが再開発地域で絶対的な横暴を振り回すのは工事を早くしようとする巨大建設業者が後にいるため」と話した。 クォン・オソン記者sage5th@hani.co.kr