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韓国与党議員「1年後、国民は再び変わる…尹大統領を最後まで守る」

登録:2024-12-09 06:28 修正:2024-12-09 11:09
「弾劾表決ボイコット」で非難されたという  
後輩のキム・ジェソプ議員にかけた言葉
国民の力のユン・サンヒョン議員が先月22日、ソウル中区の新羅ホテルで開かれた第56回国家朝食祈祷会で、開会の辞を述べている/聯合ニュース

 与党「国民の力」のユン・サンヒョン議員が「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領弾劾訴追案表決のボイコット」にともなう逆風を懸念するキム・ジェソプ議員に対し、「明日、明後日、1年後に国民は再び変わる」と語った。12・3内乱事態に対する国民的怒りを些細な事であるかのように切り捨てたのだ。

 ユン議員は8日、ペ・スンヒ弁護士が運営するユーチューブチャンネルに出演し、尹大統領弾劾案表決のボイコットによる政治的影響について話していたところ、キム議員との会話を紹介しながら、このように語った。

 キム議員が7日、尹大統領弾劾案表決のボイコット以降「選挙区でものすごい非難に遭っている。どうすればいいのか」と聞いてきたため、「私も朴(槿恵)大統領弾劾の際、先頭に立って反対した。最後まで(反対を)貫いた。当時、ひどく非難された。ところが、1年後には『ユン・サンヒョンは義理堅くて良い』と、(そのように言われて)その次に無所属でも票を入れていただいた」と語ったという。

 ユン議員は、「今はそうかもしれない。(しかし)明日、明後日、1年後に国民は再び変わる」と語ったという。もちろん「私たちがどうするか次第」という条件を付けたが、有権者の怒りを時間の経過とともに消えるものであるかのように話したのだ。

 ユン議員はさらに、キム議員に「(我々が尹)大統領を向かい入れた。だから、今切り捨てて用途廃棄してしまうのは卑怯な政治」だとし、「この方(尹大統領)が名誉を保ちながらこの状況を脱出できるように助けるのが私たちの議員の役目だ。それが最小限の礼儀だ」とも語ったと伝えた。

 また、前日開かれた非公開の国民の力議員総会でも、「本人(尹大統領)の意思をきちんと説明し、法的審判台で確実に(判断を)受けながら、本当に名誉を保って状況を片付けられるよう助けるのが最小限の礼儀だと話した」とも述べた。また、「(私は)朴大統領を最後まで守ろうとしたし、尹錫悦大統領を最後まで守り抜くつもりだ」とも述べた。

 1962年生まれのユン議員は、2008年の総選挙当時、仁川(インチョン)南区乙の選挙区で当選して政界デビューを果たした議員で、今期で5期目。ユン議員は2016年の朴槿恵(パク・クネ)元大統領弾劾当時も弾劾に反対した。2020年に開かれた第21代総選挙では、仁川東区弥鄒忽(ミチュホル)区乙の選挙区に無所属で出馬し、当選した。キム議員は1987年生まれで、4月の総選挙の時にソウル道峰(トボン)区甲で初当選した。

チョン・グァンジュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1171801.html韓国語原文入力:2024-12-09 00:53
訳H.J

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