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"クァク・ノヒョン当選者と対話で教育 異見 解決"

原文入力:2010-06-07午後08:17:19(2640字)
無償給食より貧困層福祉に
教育予算使うことに同意するだろう

キム・ウィギョム記者,ユン・ヨンミ記者,キム・ギョンウク記者

←オ・セフン ソウル市長が7日午前、ソウル、中区,西小門のソウル市庁別館市長室で市政について明らかにしている。 イ・ジョングン記者 root2@hani.co.kr

オ・セフン ソウル市長(49)は相変らず慎重だった。大統領責任論については最大限に言葉を慎み、渦中に陥っているハンナラ党事情についても距離をおいた。

彼のこういう思慮深さが彼を再選に引き上げたのだろう。ハンナラ党の一重鎮議員は「李明博大統領イメージと最も重ならず、審判論を避けた人」として評価するとも言った。だが、彼も遠からず‘決起’が必要な状況をむかえるかも知れない。再選に成功したオ ソウル市長に7日午前、市長室で会った。

-今回の選挙と明らかになった民心をどのように読むか。

 "国民の目に見える疎通を粗雑にした政府の姿というのが大半の意見だ。そこに同意する。ソウル、京畿首都圏の場合、市・郡・区地方自治体長の公認過程で国会議員たちが仕事中心で公認せずに自分の味方を植えることと見られた側面もある。そのような公認を見て心から同意する気にはなれなかった。それが票になって現れたのではないかという気がする。"

-疎通と公認だけでは世論の津波を解釈するに不十分だ。

 "独走するなという意味が含まれている。"

-オ市長が20%内外の差で勝つという世論調査がなかったとすれば、ハン・ミョンスク候補に勝つことができたのだろうか?

 "きっともっと緊張したと思う。私からして口では‘負けても5%、勝っても5%’と言ったが、すべての言論がいわゆる大勢論を報道するので、私も緊張が緩んだ。大勢論がなかったとすればより熱心に走っただろう。それで差をさらに広げることができなかったと思う。"

-今この時刻にハンナラ党研鑽会が開かれている。
 "整風運動はしてもしなくても良いが、真正性が込められなければならない。選挙が終われば毎度のように指導部が変わるが、国民は関心がない。心が込められてこそ換骨奪胎となる。世代を若くするといって、年齢が全てを意味するわけではない。世代ではなく考え方が変わらなければならない。考え方が変わり世代が変わらなければならない。"

-それでも今回若い市道知事がたくさん当選した。

 "仕事ができる世代を好むようだ。私も政治的なメッセージよりは政策とビジョンを持って選挙に臨もうとした。むしろ、そんなことを選択したのであって、世代を選択したのではない。"

-ある世論調査で、今回の選挙で政治的位置づけが最も強化される政治家に挙げられた。大統領選挙構想は?

 "私は本当にソウル市長をすることが中央政府ですることよりさらに重要なこともあると考える。4年後に試験台に上がるならば、ソウル市政でどの程度の誇らしい成果があると人々が考えるのではないか。今話すのは性急で任期末ぐらいになってこそ話ができそうだ。"

-イメージがとてもなめらかで、すっきりしている。

 "運命であることをどうしろと。容貌から漂う感じが苦労もなく育ったようだということだが、実際の私の姿が繰り返し公開されて、そのような先入観からだんだん解放されているようだ。"

-市長候補選挙戦と本戦で批判を受けたデザイン ソウル、漢江ルネサンス、広報などの政策を民選5期でも変化なくそのまま継続するか?

“海外広報費は投資的性格が強く国内広報費は疎通に必要だ。使わないことが正しいのか、使うことが正しいのかは議論の対象だ。デザイン事業も‘見かけだけ’と批判するが、デザイン本部予算1000億ウォンの内、25ヶ自治区のデザイン通り造成に相当な金額を使う。市費50%を支援するこの事業を野党区庁長になったからと反対するか? デザイン通り事業は江南中心の商圏を全地域にまんべんなく戻そうとすることだ。町内がきれいになり素敵になれば人々が集まり売り上げが増える。漢江ルネサンス事業を‘土木作業行政だ’‘反生態的だ’として反対するが、全体護岸の87%からコンクリートを取りはらう。2期漢江ルネサンスは主に支流事業であり、支流周辺住民たちは賛成している。市議員たちが地域住民たちの意見を無視できるか?”

-クァク・ノヒョン ソウル市教育長当選者と無償給食など異見を示した教育関連公約をどのように調整するのだろうか?

“クァク当選者は合理的な方だ。各自公約をしたが胸を開いて対話をすれば解決できると思う。4年間に1兆ウォンと捉えた教育予算の中で、3分の1が制服費・教材費・放課後学校受講料など貧困層福祉に投入される。クァク当選者も中産層以上の生徒に無償で食事を与えることより貧困層福祉に使うことに同意すると思う。”

-市議会が‘与党少数野党多数’に変わったが、光化門広場・市庁広場開放に対する方針も変わるか?

“この問題もやはりソウル市議会が刀の柄を握った。現在は先に申請した団体に使用許可が出るようになっている。それ以上に葛藤を減らすことができる方法があるか? 新しく構成される市議会で合理的に議論をしてくれたら良いだろう。”

-公約で強調した教育・保育事業などを強化するために組織改編が必要なようだが?

“組織改編を7月初めまでに終える計画だ。例えば教育政策の場合、予算や政策範囲が大幅拡大しただけに組織を拡大するなど公約に合わせて組織に変化を与えるだろう。

オ市長は1961年ソウルで生まれソウル大一高と高麗大法学科を卒業し同大学院で法学修士と博士学位を受けた。26回司法試験に合格した後、民主社会のための弁護士会環境委員、環境運動連合の中央執行委員などを務めた。2000年に16代ハンナラ党国会議員として政治に入門し、2006年に民選4期ソウル市長に当選した。

インタビュー キム・ウィギョム先任記者

ユン・ヨンミ、キム・ギョンウク記者 dash@hani.co.kr

写真イ・ジョングン記者root2@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/424483.html 訳J.S