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検察 ‘龍山惨事’ 用役業者 押収捜索

原文入力: 2009-01-25午後06:58:08
検察 "事故当時、建物内用役職員存在"
用役職員 望楼鎮圧介入有無は未確認

'龍山惨事'を捜査中のソウル中央地検捜査本部(チョン・ビョンド本部長)は25日、現場撤去用役業者H建設本社と龍山事務所を押収捜索するなど、惨事当時警察が用役業者を動員した疑惑を集中調査している。

検察はこの日午後、捜査官10人余りを送りH建設のコンピュータ ハードディスクと各種書類などを確保した。

検察関係者は「警察が鎮圧当時、用役業者を動員したという疑惑を確認するために用役業者本社などに対して押収捜索を行った」と明らかにした。

これに先立ち国会行政安全委キム・ユジョン(民主党)議員は23日、警察無線内容などを土台に「'龍山惨事'当時警察と用役業者とが合同鎮圧作戦を行った」と主張するなど、警察が今回の惨事と関連して用役業者を動員したという疑惑が提起されている。

検察はまたこの日、龍山撤去民対策委員会と舎堂洞チョングムマウル撤対委事務室も押収捜索した。

龍山撤対委は今回の惨事が起きたビルディング占拠を企画したと知られておりチョングムマウル撤対委事務室は篭城者などが事故ビルディングを占拠する前に集結した場所として知られている。

検察はこれと共に惨事当時警察の無線交信録音記録を分析し用役業者職員が現場にいた事実を確認した。

検察関係者は「無線交信内容を分析した結果、事故当時用役業者職員らが建物内にいたものとみられる」と話した。

これは「現場に出ていた警察幹部が無線で報告する過程で状況を間違って把握したために誤解が起きたことで、用役業者職員が作戦に参加したことはない」という警察解明とは背馳する。

しかし検察は用役業者職員らが建物屋上までは進入をすることができなかったとし、建物屋上まで達する鉄製扉を解体する役割をした可能性に重きを置いている。

検察はこのような事実関係を正確に把握するために当時現場にいた用役業者職員2人もこの日呼んで調査した。

検察はまた警察の無線交信音源ファイル原本を追加で譲り受けて録音収録と比較しており警察がヘリコプターで撮影した航空撮影動画も譲り受け分析中だ。

検察はこれと共に無線交信録音記録分析を通じて、警察を乗せたコンテナが建物屋上望楼にぶつかったのは、望楼解体のために接近する過程で起きたことであり、わざと衝突しようとしたものではなく火災とも直接的関連はないと結論付けた。

検察は火災原因と関連して、事故当時警察が撃った水大砲に含まれた催涙液が火災原因とは直接的な関連がないと把握しているが、シンナーから発生した火が水大砲で大きくなった可能性に対しては消防関係者たちを呼び調査を行っている。

検察はまた全撤連議長のナム・某氏が死亡者の焼香所が設置されたスンチョンヒャン病院にいるという事実を確認し、遺族たちを刺激しない範囲内でナム氏に対する逮捕時期を見計らっている。

検察は言論から提起された各種疑惑に対してもいちいち確認作業を始めており、警察の鎮圧過程に対する捜査が終わる来月5~6日頃、捜査結果を発表する予定だ。

(ソウル=聯合ニュース)

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/335223.html

原文: 訳J.S