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韓国とキューバ、常駐公館開設で合意…国交樹立の後続措置

登録:2024-04-30 08:59 修正:2024-04-30 09:26
26日、キューバのハバナ市内。革命家チェ・ゲバラの肖像画の前を市民が歩いている=ハバナ/EPA・聯合ニュース

 今年2月に電撃的に国交を樹立した韓国とキューバが、互いに常駐公館を設置することで合意した。

 外交部は28日、ソン・シジン調整企画官が率いる政府代表団が24~27日にキューバを訪問し、ソウルとキューバの首都ハバナにそれぞれ常駐公館を設置することで合意したと明らかにした。韓国とキューバは合意内容を確認する外交文書を交わした。

 外交部は「今回の合意にもとづき早期に駐キューバ韓国大使館が開設されるよう、キューバ側と協議を続けていく予定」だと述べた。大使館開設の中間段階として政府はハバナに臨時事務所を設置するとともに、公館開設要員も派遣する予定だ。

 韓国とキューバは今年2月14日(現地時間)、米ニューヨークで両国の国連代表部が外交文書を交わし、外交関係を樹立した。キューバは1949年に大韓民国を国家として承認したが、1959年のキューバの社会主義革命以降は交流が断絶していた。以来65年ぶりの公式の外交関係樹立だ。キューバは韓国の193番目の国交樹立国となる。

 ハバナに韓国の常駐公館が開設されれば、キューバに滞在・訪問する韓国国民に対する領事の支援がより体系的になると期待される。コロナ禍前は年間約1万4千人の韓国人がキューバを訪問していた。またキューバには、日帝強占期の1921年にメキシコからキューバに移住した韓国系の子孫が1100人あまり居住している。

パク・ミンヒ先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1138503.html韓国語原文入力:2024-04-299 0:15
訳D.K

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