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警察, 鎮圧作戦に ‘無許可用役業者’ 動員

原文入力: 2009-01-23午後10:02:32
キム・ユジョン民主議員, 無線交信記録暴露
鎮圧直前 “我が兵力に随いてきて”無線機録出てきた
ハンマーなど‘武装’進入…警備業者登録もしていない

ソン・ホジン記者ノ・ヒョンウン記者

←警察特攻隊と機動隊員らが20日朝、篭城中のソウル,龍山区,漢江路2街再開発地域建物屋上で望楼についた火が消えた後、最後まで抵抗したある撤去民を捕まえている。 キム・ミョンジン記者littleprince@hani.co.kr

警察が去る20日、龍山撤去民篭城を強制鎮圧する際、武装した用役業者職員らと合同作戦を行ったことを示す警察無線記録が出てきた。特に問題の用役業者のH建設は正式警備業者として登録さえしていない無許可業者であることが判明した。

民主党キム・ユジョン・カン・キジョン議員は23日、「警察が20日明け方、篭城撤去民に対する強制鎮圧作戦を開始する際、用役業者職員らと共に合同作戦を展開する内容の交信をした」としてソウル警察庁に要求して受け取った警察無線通信記録を公開した。記録によれば、警察は‘20日午前6時29分42秒’に“一緒にいる用役警備員らはハンマーなど是正装具を持参して我が兵力の後に随いていて3階で4階口施錠装置解除する進行中”と交信した。これに対しこの無線を受けた側から‘午前6時29分59秒’に“18(分かった).警察兵力と共に用役警備員ら是正装具持参して,3段と4段間に設置された障害物解体中”と回答した。

交信内容によれば、警察の鎮圧作戦の際、ハンマーなどで武装した民間用役業者職員らが警察と共に篭城建物に進入し、撤去民らが屋上に通じる門に設置した溶接障害物を解体するために動員されたことが分かる。警察が作成した‘龍山4区域関連状況報告’によれば、この交信がなされた午前6時30分兵力を篭城建物中に投じて、本格的な鎮圧作戦を開始した。

こういう交信内容は「用役職員らが建物3階まで入ってきて、屋上障害物に槌打ちをしながら威嚇し、火を付けて屋上側に煙を送った」という篭城撤去民たちの証言とも一致する。警察はこの間「用役職員らが作戦開始前に建物から全員離れた」として、鎮圧作戦過程の用役業者動員説を否認してきた。

用役業者職員らが示威鎮圧過程に動員された事実は、警察が強制鎮圧の名分として掲げた「市民らの安全保護」とは異なり、葛藤の一方の当事者である組合側に積極的に肩入れしたことを示している。 この事件を捜査している検察は用役業者の不法行為などに対しては積極的に捜査せずにいる。

これに対して警察は、「公開された無線交信は現場指揮幹部間の通信記録だ」として「瞬間的に誤認して無線報告したものであり、実際に用役職員らが作戦に参加したことはない」と主張した。

一方、鎮圧に動員されたH建設は正式警備業者登録もしていないことが明らかになった。現行警備業法は、警備業者が警備員を配置する場合所轄警察署に申告するように規定しているが、龍山警察署関係者は「H建設は警備業者として登録されておらず申告自体がなかった」と話した。警察が無許可警備業者と合同作戦を展開したことと共に、この過程でハンマーなど武器型装備の使用を黙認したことは、法規違反論議も避けられない。現行警備業法によれば、用役職員らが携帯できる装備は‘警笛・警棒および噴射器’に制限されている。

ソン・ホジン,ノ・ヒョンウン記者dmzsong@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/335041.html

原文: 訳J.S