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韓国首相「23日から非対面診療を全面拡大…公共医療を最大稼働」

登録:2024-02-24 08:09 修正:2024-02-24 08:29
ソウル龍山区の大韓医師協会会館に増員反対のポスターが貼られている/聯合ニュース

 政府は23日、医学部の定員拡大に反対する医師の集団行動と関連して「公共医療機関の稼動数値を最大値へと引き上げる」と述べた。また、この日から非対面診療が全面拡大される。

 ハン・ドクス首相は23日午前、政府ソウル庁舎で行われた医師集団行動中央災害安全対策本部の会議で、「すべての公共医療機関の平日診療時間を可能な限り延長し、週末と休日の診療も拡大する」としつつ、このように述べた。救急室の24時間運営体制も今と同様に維持される。ハン首相は「重症・救急患者の移送と転院をコントロールする広域救急状況室を3月初めに4つの圏域に新規開所し、救急患者がゴールデンタイム内に治療を受けられるよう集中管理する」と述べた。続けてハン首相は「政府は本日から非対面診療を全面拡大し、国民が一般診療をより容易に受けられるように措置を取る」と述べた。

 また政府は、病院が臨時の医療人材を追加採用できるよう、重症・救急患者の最終治療時の医療報酬を2倍にすることを決めた。ハン首相は「関連規制を緩和して病院人材の弾力的な運用ができるようにする」とし、「重症・救急手術などの必要不可欠な治療が遅延している病院の人材需要を把握中であり、公衆保健医と軍医を派遣する」と述べた。続けて「報勲部、雇用部、国防部、地方自治体などの所管病院を持つ機関も、外部の医師やシニア医師などの代替医師を臨時採用するなど、医療の空白に総力で対応してほしい」と訴えた。

ソ・ヨンジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1129552.html韓国語原文入力:2024-02-23 09:19
訳D.K

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