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火をつけて威嚇しても…‘用役’は無罪?

原文入力: 2009-01-23午前09:39:59
撤去民らは放火疑惑などで現行犯逮捕 ‘対照的’
目撃者ら “用役職員ら廃タイヤ焼き出口封鎖”

キム・ソンファン記者

←参加連帯,人権団体連席会議など市民社会団体で構成された‘龍山撤去民死亡事件真相調査団’が22日午後、ソウル,龍山の現場で‘殺人鎮圧関連警察の真実隠蔽・取材妨害糾弾および言論の真実報道を要求する記者会見’を開き、政府の徹底した真相究明を要求している。 パク・ジョンシク記者anaki@hani.co.kr

龍山撤去民惨事事件を捜査する検察が現場で篭城して連行された撤去民5人を拘束する中で、当時撤去民らと対立した撤去用役業者職員らに対する調査が成されずにいる。警察は現場で撤去民らに現住建造物侵入と放火などの疑惑を適用し現行犯逮捕したが、建物に火を付けて撤去民らを威嚇した用役職員らは全く捜査していない。

龍山4区域再開発事業と関連して、撤去を引き受けたH建設用役業者職員50人余りは惨事が起きる前から現場で撤去民らと対立していた。民主社会のための弁護士の集いなど市民社会団体で構成された‘龍山撤去民死亡事件真相調査団’は22日「去る19日午後から建物3階に進入した用役職員らが木材,廃タイヤに火を付け撤去民らを刺激し、これによって消防車が出動する過程が反復された」として「この日夜、解散を要求した警察が用役職員らに警察盾を与えて進入する場面も目撃された」と主張した。これらはまた「警察は用役職員らが篭城者などを刺激して絶えず葛藤を誘発しているという事実を知ってもこれをほう助した」として積極的な解明を要求した。

当時、建物内にいた龍山4区域撤去民ノ・某(50)氏は「用役職員2~3人が下の階で槌打ちを続け、建物をなぎ倒すように威嚇し、煙が上がってきた」と話した。ウォン・某(33)氏は「用役職員が上がり降りする際に警察は何の制止もしなかった」として「警察も撤去民らが煙に耐えられず降りてくると期待して用役職員らの行動を見過ごしたのではないか」と主張した。

用役職員らは警察兵力が出動した以後にも、建物3~4階を占拠したまま撤去民らと対立し、警察特攻隊が鎮圧作戦を展開する直前に現場を抜け出た。彼らが出した火は警察が鎮圧用水大砲をばらまいて消した。全国撤去民連合(全撤連)会員チョ・某(32)氏は「屋上にいた撤去民らが‘有毒ガスが上がってくる’として紐を下ろして消火器を縛り上に送った」として「用役職員らがぎっしり埋め尽くしていてが誰が待避できるか」と話した。

用役職員らは再開発組合の要請で昨年夏から龍山4区域に配置され、来る2月の着工を目標に空き家撤去と強制退去などを繰り広げた。 キム・スジョン ソウル地方警察庁次長は去る20日「用役職員らが建物脱出路を塞いで立ったことと関連して調査を行うだろう」と話したことがあるが、検察はこの日午後、惨事現場にいた用役業者職員を呼んで目撃者陳述だけ聞いた。民主社会のための弁護士の集いのチャン・ソヨン弁護士は「用役職員らが放った火のために消防車が出動したし、撤去民連行者らに放火疑惑を適用するならば用役職員らの放火疑惑なども当然調査しなければならない」として捜査公平性に疑問を提起した。 キム・ソンファン記者hwany@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/334978.html

原文: 訳J.S