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正義連「尹大統領の光復節祝辞、日本に免罪符与え、韓国民衆を攻撃」

登録:2023-08-17 01:34 修正:2023-08-17 08:02
尹大統領の光復節祝辞を批判
16日午後、ソウル鍾路区の旧日本大使館の近くで行われた日本軍性奴隷制問題解決のための水曜デモで、参加者たちがプラカードを掲げている/聯合ニュース

 日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)は水曜デモで、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の光復節祝辞について「日本に免罪符を与え、民衆を攻撃する扇動」だと批判した。

 正義記憶連帯のイ・ナヨン理事長(中央大学社会学科教授)は16日、ソウル鍾路区(チョンノグ)の平和の少女像そばで行われた第1609回定期水曜デモで尹大統領の祝辞に触れ、「犯罪を認めも反省もしない日本政府に対しては免罪符を与え、主権回復と民主主義の発展に献身してきた大韓民国の民衆を攻撃する扇動文化に他ならなかった」と批判した。

 尹大統領は前日の78周年光復節の祝辞で、日本を「韓国と普遍的価値を共有し、共同の利益を追求するパートナー」と持ち上げた一方で、政府に批判的な市民社会団体を標的として「共産全体主義に盲従し、でっち上げ扇動で世論を歪曲し、社会をかく乱する反国家勢力が民主主義運動家、人権運動家、進歩主義行動家に偽装し、虚偽扇動と下品で破倫的な工作を事としてきた」と述べた。

 祝辞の中で歴史問題や福島第一原発の汚染水の放出などへの言及が皆無だったことも、批判の対象となった。イ理事長は「尹大統領が日本をパートナーとして持ち上げ、戦争犯罪の歴史をすべて消してしまったまさにその時、日本の首相は靖国神社に供物を奉納し、閣僚たちは大規模な参拝を強行した」とし、「大韓民国の大統領は日本の露骨な歴史歪曲の代弁人役を自任した」と述べた。また「尹大統領が強調した日本と共有する価値とは、歴史否定、反省なき軍国主義再武装、帝国主義復活、そのための朝鮮半島民衆の弾圧だ」とし、「天にいらっしゃる先祖たちが嘆く」と声を強めた。

 平和ナビネットワークのペク・フィソン全国代表も「大統領は国民を反国家勢力と呼び、民族が心を一つにして解放を叫んだ日に国民を引き裂いた」、「大統領は果たして8月15日を何のための解放だと考えているのか」と問いかけた。

シム・ウサム記者、カン・シンボム教育研修生 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1104500.html韓国語原文入力:2023-08-16 14:37
訳D.K

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