「2023セマングム第25回世界スカウトジャンボリー」が猛暑と劣悪な環境、未熟な運営で批判にさらされている中、国外からの参加者たちは現地の状況をユーチューブやSNSで伝え、心情を吐露している。このような状況について、SNSでは「国の恥」だという反応がみられると共に、参加者に対して「申し訳ない」という投稿が相次いでいる。
2日にはユーチューブチャンネル「ジャンボリージェイミー(Jamboree Jamie)に、ウェールズからやって来た参加者のジェイミーさんがセマングムのジャンボリー会場に到着する様子が投稿された。ジェイミーさんらウェールズからの参加者たちはスカウト服を着て国旗を体に巻き付け、歌いながら行進している。しかし、この様子は長続きしなかった。
この動画に映っているジャンボリーのシャワー棟の内部には、床のあちこちに泥水と推定される水の跡がある。棚は物を載せていないにもかかわらず柱が曲がっており、倒れそうになっている。シャワー棟にある8つのシャワー室は仕切りが布だ。ジェイミーさんは疲れ切った表情で「とてもしんどい」と言って動画を終えている。
ジェイミーさんが先月31日に「美しい都市」というタイトルを付けて投稿した動画を見ると、ジェイミーさんは友人たちとソウルをあちこち観光して楽しんでいる。しかし、このような期待はジャンボリー会場に着くやいなや崩れ去った。この動画には「韓国人として代わりに謝罪する」「申し訳ない」というコメントが相次いで付けられている。
1日には世界ジャンボリーのベルギー代表団のインスタグラムに、水たまりの上にプラスチック製のフォークリフトのパレットを敷いてテントを張るベルギー人参加者の写真が掲載された。このアカウントは「新たな冒険を始めることになって焦っている」と述べつつも「野営地で解決すべきいくつかの問題が残っている」と記している。
猛暑で熱中症患者が続出しているほか、トイレや更衣室などの施設も不足しているとの抗議の声があがるなど、ジャンボリーは話題になり続けている。これに対しては、韓国の文化と自然環境を世界に知ってもらうとしてジャンボリーを誘致したにもかかわらず、逆効果になるだろうという批判がSNSにあふれている。彼らは「国の恥祭りだ」「韓国イメージ・ゴートゥーヘル・プロジェクトだ」と皮肉った。3日のツイッターのリアルタイムトレンドには「国の恥」がランクインしている。
ネチズンたちは、韓国のイメージが国際的に地に落ちることを懸念している。彼らは「韓流ブームに乗って世界中の青少年たちが韓国でのジャンボリーをどれほど楽しみにしていたことか」、「外国人を呼び集めておいて良くない記憶ばかりを残しているのに、誰が将来また韓国に来たいと思うのか」、「参加した外国の青少年たちは自国に帰ったら韓国の悪口を言うだろう」などの反応を示した。過去にジャンボリーに参加したというあるネチズンは「大変だったけど思い出が多いのでジャンボリーには良い記憶がいっぱいある。周りにも積極的に推薦したのに、韓国で開催されたイベントがあんな風になって悔しい」と述べている。
世界ジャンボリーは、4年ごとに開催される世界スカウト機構の合同キャンプ大会だ。今大会は158カ国から4万3000人あまりの14~17歳の青少年が参加し、全羅北道扶安郡(プアングン)のセマングム干拓地で1日から12日まで行われる。