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曹渓宗 選挙介入 事実であれば与党・仏教 共に‘致命’

原文入力:2010-03-26午後09:01:05(1873字)
ミョンジン, 政権-宗教団体‘選挙癒着’提起

チョ・ヒョン記者

←参加仏教在家連帯,経済正義実践仏教市民連合,大韓仏教青年会などが集まった‘仏教団体連席会議’の代表たちが26日ソウル,汝矣島のハンナラ党本部を抗議訪問し、チョン・ビョングク ハンナラ党事務総長(前列左側)にアン・サンス院内代表の辞退を要求する意見書を渡している。 パク・ジョンシク記者 anaki@hani.co.kr

奉恩寺住職のミョンジン僧侶が大統領選挙当時、チャスン総務院長と李明博大統領側の癒着疑惑を提起したことにより、奉恩寺直営寺刹転換事態が荒々しい後暴風を予告している。

ミョンジン僧侶が26日明らかにした暴露内容は、アン・サンス ハンナラ党院内代表の‘左派住職’発言以上に衝撃的だ。ある宗教団体の指導者が与党候補の(訳注:大統領の)お兄さんを‘迎えて’通い、選挙運動を援助し自身の総務院長選挙過程でも与党と交感していた内容を含んでいるためだ。ミョンジン僧侶は特に昨年の総務院長選挙当時、チャスン総務院長が‘あちらがあなたと無遮法会(実践仏教僧伽会)の推戴を受けることを敬遠している’と直接告白したと主張している。これは曹渓宗総務院長選挙過程にまで与党が一定程度介入した可能性を示す発言だ。

‘選挙過程でチャスン僧侶が大統領府と国家情報院の助けを受けているという説が広まっていた’というミョンジン僧侶の話でなくとも、与党と総務院の癒着説はこの間総務院周辺でしきりに出回っていた。総務院の‘奉恩寺直営指定’決定以前には総務院の核心幹部が大統領府に出入りしていたという話もある。

ミョンジン僧侶の暴露が事実だと明らかになれば、宗教団体選挙に介入した与党に対する批判はもちろん、仏教の自主性を傷つけたチャスン総務院長に対する責任論も提起されるものと見られる。チャスン総務院長が総務院長選挙で与党の助けを受けたとなれば自ら政治的外圧を呼び入れ宗教団体の生命である自主性を傷つけたという非難を避けられないためだ。

1994年の宗教団体改革以後、仏教界は政治的自主性を守っているという自負心を持ってきた。こういう状況で事実上すべての派閥の合意により推戴された総務院長が与党と癒着していたと発表される場合、仏教界の荒々しい非難を避ける術はない。

ミョンジン僧侶のこの日の2次暴露により、重鎮僧侶と仏教団体によって試みられた対話局面とは全く異なり‘奉恩寺問題’でなく‘宗教団体の自主性’問題が主要論点として登場することになった。

‘奉恩寺直営指定’に関するミョンジン僧侶の主張は断固としている。誤った決定を本来のとおりに戻さない限り対話する必要がないということだ。ミョンジン僧侶は僧伽団体僧侶たちと在家団体代表たちの訪問を受けた席でもこういう意を曲げなかった。ミョンジン僧侶は「元老会議と中央宗会が声明を出し、総務院長側から私を圧迫したのに続き、本社住職たちまで集まって同じ声明を出し私を包囲しようとしているが、私は奉恩寺住職に執着するものではないので私自身を投げ出し真実を明らかにするだろう」と話した。総務院や与党の対応次第によっては追加暴露の可能性もある。

特にアン・サンス院内代表の外圧発言に対しては仏教団体らとの共感も形成されている。この日 仏教団体代表としてハンナラ党を抗議訪問したソン・サンフン教団自省センター局長は 「仏教界内部の問題に与党を引き込んだと言うが、原因を提供しておきながら居直るつもりか」として「アン代表は必ず責任を負わなければならないだろう」 と話すこともした。仏教団体代表らはチョン・ビョングク ハンナラ党事務総長に「アン院内代表が曹渓宗総務院長様と会った公的な席でミョンジン僧侶の去就を挙論したことは、あまりにも無礼で非常識な行為であり、宗教の自由を侵害し政教分離の原則に反したこと」とし「アン院内代表が率直に真実を明らかにし、すべての公職から辞退しなければならない」と話した。

与党の外圧疑惑が与党との癒着疑惑に広まったことにより、この間 無対応で一貫してきたチャスン総務院長もこれ以上は口をつぐんでいられない状況と見える。
チョ・ヒョン宗教専門記者 cho@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/religious/412537.html 訳J.S