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29日、釜山市東区草梁洞の日本総領事館前の平和の少女像周辺で、87回目の釜山水曜デモが行われた。参加者たちは「尹錫悦政権の親日・売国外交で日本が歴史歪曲を強めている」と訴えた=キム・ヨンドン記者//ハンギョレ新聞社

　87回目の釜山（プサン）水曜デモの参加者たちが「尹錫悦（ユン・ソクヨル）政権の親日・売国外交で日本が歴史歪曲を強めている」と訴えた。

　日本軍「慰安婦」問題解決のための釜山女性行動は29日、釜山市東区草梁洞（トング・チョリャンドン）の日本総領事館前の平和の少女像周辺で水曜デモを行い、「歴史の真実と被害者を無視し、国民の自尊心を踏みにじった尹政権の『親日屈辱外交』で、結局日本は教科書改訂によって歴史歪曲を強めている」と述べた。

　同団体は「尹政権は親日記念演説で3・1独立精神を侮辱し、屈辱的強制動員解決策で被害者に恥辱を抱かせた。直ちに親日・売国行為をやめ、国民に謝罪せよ」と述べた。続いて「先日行われた韓日首脳会談で日本の岸田首相は、強制動員の解決策に加え、独島問題も含まれると述べた。尹大統領はこれについてどのような立場なのか、自ら国民に明らかにしなければならない」と語った。

　釜山女性会のチョン・ギョンエ副代表は、「尹大統領の訪日からわずか11日で教科書歴史歪曲問題が起きた。これが未来志向的な韓日関係であり国益なのか問いたい」と述べた。続いて「独立後に親日が清算できなかった韓国の歴史は、またしても繰り返されつつある。日本軍性奴隷制問題の解決、強制動員解決策の無効化、尹政権の審判を、戦争犯罪の被害者と市民、国民と共に闘っていく」と述べた。

　日本の文部科学省は28日、日帝強占期の強制動員の強制性を薄め、独島領有権主張を強化することを骨子とする2024年度の小学校社会科教科書の検定結果を発表した。日帝強占期に朝鮮人を徴兵した事実を隠すために「志願して兵士となった朝鮮の若者たち」との説明を写真につけ、独島領有権については「韓国が70年前から不法占領している」と記述した。また、1923年の関東大震災で「誤った噂が広がり、多くの朝鮮人が（日本人に）殺害される事件も起きた」という部分を削除した。

　これについては「被害者が同意しない強制動員解決策の提示などの屈辱外交の無残な結果」だとし、尹政権への批判が高まっている。