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執権2年目 ‘親衛体制’スタート

原文入力: 2009-01-19午後11:18:18
イ大統領 ‘腹心’ 長・次官 あまねく布陣
経済チーム全面改編…入閣‘ 0’ 与党 怒り

ファン・ジュンボム記者カン・ヒチョル記者

←ユン・ジュンヒョン/ヒョン・インテク/クォン・テシン/チン・ドンス

 

イ・ミョンバク大統領は19日、企画財政部長官にユン・ジュンヒョン(63)前金融監督委員長,統一部長官にヒョン・インテク(55)高麗大教授を内定するなど執権2年目を迎え改閣を断行した。長官級の国務総理室長にはクォン・テシン(60)国務総理室事務次長,金融委員長にはチン・ドンス(60)韓国輸出入銀行長を各々内定した。

これに伴い、ウリ金融持株会社会長時代の不当貸し出し疑惑で監査院調査を受けているパク・ビョンウォン大統領府経済首席をイ大統領核心側近であるユン・ジンシク(63)前産業資源部長官に交替するなど次官級15人に対する人事も同時に実施した。

大統領府は国家情報院長に任命されたウォン・セフン行政安全部長官の後任とハン・サンリュル庁長の辞退で空席になった国税庁長内定者はこの日発表しなかったが、候補者検証を経てまもなく確定する予定だ。これで昨年7月与党改編に続く‘3期体制’構築が終えられたと大統領府は明らかにした。

今回の人事は「市場信頼を失った」という批判を受けてきた内閣・大統領府の経済チーム首長らを全面改編したことが大きい特徴だ。また前日ウォン・セフン国家情報院長内定に続きイ大統領の核心側近らを大統領府・内閣に大挙起用するなど親政・直轄体制を強化した。これに伴い‘側近・コード人事’という批判も起きている。

1期大統領府時期のイ・ジュホ(48)教育科学文化首席とパク・ヨンジュン(49)企画調整秘書官は各々教育科学技術部1次官と国務総理室国務次長に起用された。イ大統領はまた企画財政部1次官にホ・ギョンウク(54)大統領室国策課題秘書官,教育科学技術部2次官にキム・チュンヒョン(54)延世大教授,法務部次官にイ・クィナム(58)大邱高等検察庁検事長,行政安全部1次官にチョン・チャンソプ(55)行政安全部次官補,2次官にカン・ビョンギュ(55)行政安全部請願審査委員長を起用した。知識経済部2次官にはアン・チョルシク(56)知識経済部エネルギー資源室長,女性部次官にチン・ヨンゴン(52)保健福祉家族部社会福祉政策室長,国土海洋部2次官にチェ・チャンヒョン(53)韓国コンテナ埠頭公団理事長,防衛事業庁長にピョン・ムグン(63)前海軍教育司令官,気象庁長にチョン・ビョンソン(54)大統領室環境秘書官を各々内定した。これと共に国務総理室事務次長にチョ・ウォンドン(53)国務総理室国政運営室長,請願審査委員長にチェ・ミンホ(53)行政安全部人事室長が内定した。

一方、ハンナラ党が要求した党所属議員らの入閣が失敗に終わることにより与党内の反発も広がっている。イ・ドングァン大統領府報道官は「今回は経済部署中心に小幅改閣をしたのでハンナラ党議員入閣はやさしくなく(イ大統領が)次に考慮すると語った」と話した。

この日の改閣に対する与野党の評価は大きく交錯した。ハンナラ党ユン・サンヒョン スポークスマンは論評で「仕事をやり遂げることができ、仕事で評価される改革的マインドを持った人物を重用したもの」と語った。しかし民主党チェ・ジェソン スポークスマンは「親衛勢力を抜てきした突撃内閣」として「これは2月臨時国会で‘MB悪法’を必ず通過させ公安統治・強権統治を通じて政権を維持するという発想に他ならない」と非難した。自由先進党も「含量未達の中身のない拙速改閣」として「長考の末の悪手」と酷評した。

ファン・ジュンボム,カン・ヒチョル記者jaybee@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/334164.html

原文:  訳J.S