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忠清へ行ったイ大統領 "強盗が来たら身内喧嘩は止めるべき"

原文入力:2010-02-09午後09:51:13(1200字)
清州で世宗市修正案 説得
親パク "修正案自体が強盗"

ファン・ジュンボム記者,ソン・ヨンチョル記者

←行政中心複合都市の修正推進後、初めて忠清地域を訪問した李明博大統領が9日午前、忠北,清州の忠北道庁広報館でチョン・ウテク忠北知事(左側2番目)等、地域人士と話している。左側からソン・グァンホ ハンナラ党最高委員,チョン知事,イ大統領,イ・テウォン忠北道議会議長,ソン・テヨン ハンナラ党道党委員長。  清州/キム・ジョンス記者jongsoo@hani.co.kr

9日忠北を訪問した李明博大統領が‘強盗論’を持ち出し世宗市修正の必要性を力説した。先月11日の政府の世宗市修正案発表後、初めて忠清圏を訪れたイ大統領は世宗市(燕岐・公州)がある忠南の代わりに忠北を訪問し‘迂回攻撃’をした。

イ大統領はこの日、忠北道業務報告を受ける席で 「我々は世界と競争している。中国が最大の協力者と言うが、一方で最高の競争者」とし「そのために身内で戦う時間もなく余力もない」と話した。イ大統領は続けて「世界との戦争だから皆が勝とうと思えば力を集めなければならない。きちんとしている家は強盗が来たら喧嘩は止めて、強盗をはね除けてからまた喧嘩する。強盗がきたのに、お前が死ねば私も死ぬとか言っていれば両方とも被害をこうむるほかはない」と話した。世宗市修正に反対する野党はもちろん、与党の朴槿恵前代表側を狙った発言と解釈される。

イ大統領はまた「全てのことを政治的に判断し、計算して政治工学的に考えればその地域は発展できない」として「経済的思考を持って未来指向的に行動する地域が発展している」と話した。

これに対しパク前代表のある側近は 「世宗市修正案がまさに‘強盗’」として「イ大統領が強盗を放って葛藤を起こしておきながらとぼけたことを言っている」と指摘した。イ・サンミン自由先進党政策委議長も声明を出し「現在の深刻な国論分裂と対立,葛藤を助長し増幅させた原因と責任は専らイ大統領にある」として「イ大統領がその原因と責任が国民や野党にあるようにツケを回すのは卑怯な態度で、国家指導者として許されない」と批判した。

イ大統領は続けて「忠北は(世宗市の)被害地域ではなく恩恵地域」として「世宗市ができれば(近隣の忠北)梧倉・五松地域は科学ビジネスベルトとして先に地ならしができており準備されているところなので、どの地域よりも大きな恩恵地域になるだろう」と話した。

ファン・ジュンボム,ソン・ヨンチョル記者jaybee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/403914.html 訳J.S