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石綿 悪性中皮腫 危険 ‘蔚山(ウルサン)が最高’

原文入力: 2009-01-18午後11:45:39
死亡・診断 平均より92%多い
アン・ヨンスン教授調査…大田(テジョン)が2位

キム・ジョンス記者

全国広域市・道の中で蔚山広域市が石綿露出にともなう悪性中皮腫発生危険が最も高い地域という分析結果が出た。悪性中皮腫は肺と胃腸管などを取り巻く膜の‘中皮’にできる癌で、診断後の平均生存期間が1年の致命的疾患だ。

人口5万人未満の市・郡・区では忠南,青陽(チョンヤン),仁川(インチョン),甕津(オンジン),京畿,漣川(ヨンチョン)などが、人口10万~15万人市・郡・区では忠南,保寧(ポリョン)・論山(ノンサン),慶南,統営(トンヨン),京畿,烏山(オサン),釜山東区などが相対的に悪性中皮腫がたくさん発生した地域として調査された。

これはアン・ヨンスン東国大教授(産業医学)が統計庁の死亡者資料と中皮腫監視体系資料,産災保険の産災療養資料などを分析して得られたもので、去る16日釜山大,石綿中皮腫研究センターで開かれたシンポジウムで発表された。

アン教授は「1995~2006年の中皮腫死亡者339人,中皮腫監視体系登録者290件,中皮腫産災承認19件の内で市・郡・区住所が確認された476件を対象に地域別標準化比を計算したところ、蔚山が1.92で最も高く大田1.68,仁川1.56回であった」と明らかにした。標準化比が1.92というのは中皮腫で亡くなったり診断を受けた人が全国平均より92%多いということを意味する。アン教授は「蔚山に造船所のような産業施設が密集していることと関連しているのではないかと推定される」と話した。

最近までは大田が石綿建築材料工場などの影響で中皮腫危険が最も高い地域として知られてきた。ペク・ドミョン ソウル大保健大学院教授は「中皮腫発生が多い地域では、その原因とその原因が今でも続いているかを把握し対策をたてなければならない」と話した。

キム・ジョンス記者jsk21@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/334006.html

原文:  訳J.S