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野党「国民の党」のアン大統領候補「最初からやり直す…安重根の遺志を受け継ぐ」

登録:2022-02-22 02:17 修正:2022-02-22 06:58
国民の党のアン・チョルス候補=アン・チョルス候補のフェイスブックより//ハンギョレ新聞社

 国民の力のユン・ソクヨル候補との「一本化」の決裂を宣言した国民の党のアン・チョルス候補は21日、「これからは再び街頭で、市場で、暮らしの現場でお会いする。寒いが、春は遠くない」と述べた。アン候補はこの日、フェイスブックに「最初からやり直す気持ちで、大統領選挙の日程を改めて開始する」と記し、このように述べた。

 同氏は、前日の記者会見の前にソウル南山(ナムサン)にある安重根(アン・ジュングン)義士記念館を訪れていたことを公開し、安重根義士の残した「見利思義見危授命」との言葉を示した。「目の前の利益を見れば大義を考え、国の危機を見れば命をささげる」という意味だ。アン候補は「安重根義士は韓国独立運動史の英雄だ。安義士は利を見た時には正義を思い、国が危機に陥ったときには命をささげよと言った」と述べた。

 そして同氏は「安義士の『東洋平和論』は侵略者である日本すら感化した遠大な思想だ」とし「1909年にハルビン駅で安義士が伊藤博文を処断した3発の銃弾は、恨みや憎悪を越えて、覇権掌握に血眼になっていた帝国主義侵略政策に対する警告のメッセージだった」と記した。

 アン候補は「安重根義士は今から113年前にすでに人類普遍の価値と幸福を追求した先駆者だった」とし「安義士は過去と闘ったのではなく、未来のために闘った方だった。安義士記念館を出る際、あなたの偉大な遺志を受け継ぐと重ねて誓った」と述べた。

 アン候補は前日、国会で「これ以上(ユン・ソクヨル候補の)回答を待つのは無意味だとの結論を下した。私はこれから自らの道を行く」とし、野党陣営の一本化議論の決裂を宣言している。

クァク・チンサン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/1031915.html韓国語原文入力:2022-02-21 15:08
訳D.K

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