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韓国最大の200億円超横領事件、容疑社員の父親を遺体で発見

登録:2022-01-12 10:05 修正:2022-01-12 11:50
会社の資金2215億ウォンを横領した疑いが持たれているオステムインプラント社員のL容疑者(45)が6日午前、江西警察署に向かっている/聯合ニュース

 会社の資金2215億ウォン(約213億円)を横領した疑いが持たれているオステムインプラントの社員L容疑者(45)の父親が遺体で発見された。

 11日、京畿道の坡州(パジュ)警察署は同日午後5時頃、L容疑者の父親が坡州市の道路の路肩に駐車されていた車の中で死亡した状態で発見されたと発表した。

 これに先立ち、警察はこの日午前7時から、L容疑者の父親が遺書を残して消えたという通報を受け捜索を行ってきた。警察は、CCTV(防犯カメラ)で確認した結果、L容疑者の父親が自分の車で移動したのを確認し、車を追った。

 ソウル江西(カンソ)警察署は10日午後8時10分から11日午前0時30分にかけて、京畿道坡州市に住むL容疑者の妻、父親、妹の住宅3カ所を家宅捜索し、父親の自宅からL容疑者が隠した金塊254個を押収した。L容疑者は会社の資金を横領した後、韓国の金取引所で1キロの金塊851個を購入したことが明らかになった。警察は5日にL容疑者を逮捕した際に、このうちの497個を隠れ場所で発見していたが、さらに金塊が発見されたということだ。

 警察はL容疑者の父親が自ら命を絶った可能性が高いと見て、正確な死亡経緯を調べている。

パク・チヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1026903.html韓国語原文入力:2022-01-11 18:20
訳C.M

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