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‘ほじくり出し’文化部は傍観

原文入力:2010-02-01午後09:11:14(1308字)
‘一つ屋根の下 二人の委員長’文芸委
‘解任停止決定’キム・ジョンホン委員長 出勤 "ユ・インチョン長官 責任を負え"

ノ・ヒョンソク記者,シン・ソヨン記者,イ・ジョングン記者

←去る26日裁判所の‘解任処分執行停止’決定により1日午前、ソウル,恵化洞,韓国文化芸術委員会に出勤したキム・ジョンホン委員長が本館そばのアルコ美術館3階に別途用意された執務室に入っている。昨年、キム委員長解任後に任命されたオ・グァンス委員長は本館の現執務室(小さな写真)で正常業務を行っていたが取材陣の写真撮影は拒否した。 シン・ソヨン,イ・ジョングン記者viator@hani.co.kr

 "どんな仕事で来ましたか?" 1日午前8時50分、ソウル,恵化洞,韓国文化芸術委員会(以下 文芸委)正門前。最近、裁判所の‘解任処分執行停止’決定を受けこの日文芸委に出勤しようとしていたキム・ジョンホン委員長の足をユン・ジョングク事務局長など幹部,職員らが阻んだ。‘こちこちな’応対にキム委員長が正面から受けた。"分からなくて訊いているんですか? 裁判所の決定により正常出勤するものです。"

この日はキム委員長が2008年12月5日、文化体育観光部(文化部)により公金管理不良などを理由に電撃解任され392日目になる日だ。続けて言い争いが起きた。"文化部が抗告した状態であり法的地位も不安定なのにこんなことをすれば組織が壊れる」というユン処長の主張に「すべての責任は解任したユ・インチョン長官にあるとして、長官と先ずは収拾策を議論するべきでないのか」とキム委員長はトーンを高めた。面倒な請願人を見るように委員長に応対した幹部らは雰囲気が具合が悪くなるとすぐに「別に事務室を作った」として、本館そばのアルコ美術館3階の小さい部屋に案内した。本来は美術館長室で、前日急ごしらえしたものだ。キム氏は30分間不満な表情の幹部らから簡単な業務報告を受けた後、記者らを呼んで話した。「機関長の誤った解任を抑えて出勤したことに誇りを持っています。究極的な目標は解任措置の正常化です。」

オ・グァンス現委員長はこの日午前8時30分に出勤したが、幹部会議を理由にキム委員長とは会わなかった。彼は会議の後<ハンギョレ>に「事実上の業務妨害であり、組織より自分の法的権利だけを求めるということではないのか」と話した。しかし李明博政府初期の無理な‘進歩系人物ほじくり出し’の先頭に立って今回の事態を招いた文化部はただ 「抗告しているので、その他にできることはない」として傍観している。キム委員長の解任が誤りという裁判所の決定には責任を負おうとしない。実際に職員はあちこちに集まり「文化部はなぜ何もしないのか」,「自分たちだけが挟まった海老の境遇」として、落ち着かなかった。

ノ・ヒョンソク記者nuge@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/402244.html 訳J.S